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ヨシヒコの江津やま歩きツアー 千田町(令和5年4月30日)
「まち歩きマップ」作成までの取り組みを紹介します。
ヨシヒコの江津まち歩きツアー 千田町 ツヅラヤブ古墳
まち歩きを始めてから、1年が経ち、10キログラムも体重が減りました。おかげで職場の色々な方から「痩せたね」と反響をいただいています。このまち歩きも、ただ町を歩くのではなく、町にある色々なものを紹介したいという想いが強くなっています。
今回はその想いが強すぎて、千田町で古墳を探すことになりました。まち歩きではなくて、すみません。
目指せ、1万歩の山歩き!
スタート
スタートは千田町の「岩田古墳群」の標柱の前からです。ここから山の中を歩きます。この先は私有地ですが所有者の方に了承を得て入ります。今回の目指す古墳は残念ながら標柱に書かれている岩田古墳群ではありません。
目指す古墳はツヅラヤブ古墳
目指す古墳は「高野山古墳群ツヅラヤブ支群」という名前で、5つの古墳が2〜300メートル範囲の中に集まっているところです。名前が長いので通称「ツヅラヤブ古墳」と呼ばれています。
千田町には高野山古墳群と言われる古墳が集まった場所があります。その中には江津市指定文化財の空山古墳もあります。
高野山と天狗山の南麓に散在する古墳群
高野山古墳群は高野山と天狗山の南麓の約東西2キロメートルに散在しており、15箇所32基あることが確認されています。地中に埋まったままのものや、既に壊されているものも多くあり、実際は100基くらいあったのではないかと言われています。
古墳時代後期の小規模な石室
高野山古墳群の特徴は、古墳時代後期に作られたもので、小規模な石室です。
そろそろ、薮がひどくなってきました。もう少しで古墳の場所に到着すると期待しています。
石の産出場所
この辺りは、大きな石がゴロゴロ多い場所で、つい最近まで石の採掘や加工をしていたそうです。
ツヅラヤブ1号墳
ツヅラヤブ1号墳に到着しました。横の石壁が倒れており、石の天井もありませんが、幅1メートル40センチ、長さ3メートル10センチの石室で、ツヅラヤブ支群の中でも1番大きい石室です。辺りにはシダ植物のウラジロが大量に茂っていました。
2号墳を探す
続いて、2号墳を探します。
この場所の字名がツヅラヤブというだけあって、薮がとても多いため前に進むのも困難です。
シダの胞子が半端ない
薮は、主に笹とシダで、シダも薙ぎ倒して歩くので、胞子が半端なく飛ぶため、カメラに大量に写ってます。
ツヅラヤブ2号墳
1号墳より10メートル北西に歩くと、2号墳がありました。
2号墳は1号墳に比べると横幅が狭いです。1号墳と同じように石の天井はありませんでした。2号墳は、幅70センチ、長さ2メートル20センチの石室です。江津市ではこういった石室はなかなか見ることができないので、今回お目にかかれたのは貴重な体験です。
帰り道
この周辺にはその他に3〜5号墳と金クソ古墳があると言われています。薮が相当ひどいため、今回の古墳を見つける旅はここで断念します。また、周辺の他の古墳が見つかったら、改めて歩いて紹介したいと思います。
下山開始
下山を開始します。まずはツヅラヤブの薮を抜けます。
そして、石の採取場までもどります。いつも思いますが、下りは上りの数倍早いです。
山道は迷いやすいので気を付けて
山道は同じ景色で迷いやすいので、スマホのGPS機能を使いながら慎重に下りていきます。
ゴール付近まで下山
ゴール付近まで到着しました。もう目の前に立ちはだかる木はありません。普通の山道ですが、足取りも軽くなっています。
ゴール
ゴール!
駐車場所まで着きました。今回は3,000歩、30分で歩きました。いつもより短い距離でしたが、藪漕ぎがあったため、結構疲れました。
次回は山ではなく、町を歩きたいと思います。
目指せ!10,000歩のまち歩き!
千田町やま歩きマップ(約3,000歩)