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岡山理科大学連携事業「竹下窯跡」調査情報(令和4年12月1日)

掲載日:2022年12月1日更新
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山理科大学連携事業「竹下窯跡」調査2情報(令和4年12月1日)

岡山理科大学と連携事業

令和2年度から、岡山理科大学と連携事業を実施しています。
事業内容は、学芸員の資格取得を目指した学生を対象にした博物館実習です。

江津市周辺には、しまね海洋館アクアスという素敵な博物館があります。その、素敵なアクアスに刺激を受けながら博物館の仕事に役立つ体験をすることができます。

竹下窯跡の上空写真

前回の実習内容

江津市は石見焼と石州瓦の中心地で、市内には約200基の窯跡遺跡があります。
2年前の実習では、このうちの一つ、竹下窯跡(江津本町)を測量し、フォトグラメトリによる3Dモデルを作成することを第1の目的にしました。

また、1年前の実習は嘉久志町の桧村窯跡で行い、竹下窯跡と同じように調査をしました。

竹下窯の3D図

竹下窯の3Dの詳細説明図

前回のフォトグラメトリによる竹下窯跡の3D図です。

竹下窯跡

調査の現場となった竹下窯跡は明和年間(1764~71)に沖田屋(江津本町の豪商横田家)が経営を始めたものと伝えられています。

石見焼誕生初期の窯と言われており、現在は14連の登り窯でそのうち11連の窯が残っています。

竹下窯跡の俯瞰写真

 

今回の調査

今回の調査は、窯跡の下端の焚口付近に3カ所のトレンチと窯跡の上端に1か所のトレンチを掘り、下端と上端がどこにあったのかを調べました。

また、トレンチの土層を調べて、この場所で一体どんなことが行われていたのかを調べました。

土層を調べる関係者

 

築窯師さんの助言

江津市内にお住まいの築窯師さんに現場にお越しいただき、不明点や疑問点などの助言をもらいました。

築窯師とは、昔は窯築き(かまつき)と呼ばれて、登り窯を作る人のことを言います。現在、ご健在の築窯師さんはこの人だけなので、貴重なお話を聞くことができました。ありがとうございました。

築窯師さんのお話

まち歩きと社会教育実習

調査の間にまち歩きや社会教育主事によるニュースポーツの実習なども行いました。

まち歩き 亀山城

竹下窯跡を出発して江津本町を歩き、近本大正堂のどら焼きを眺めながら、亀山城までたどり着きました。

まち歩き亀山城

社会教育実習 モルック

社会教育実習でモルックを体験しました。

モルックは最近になって競技人口が増えています。

モルック

今後の研究の成果について

調査成果は付近の窯跡の調査と一緒まとめられ報告書になる予定です。
また、調査は来年度以降も継続して行います。

集合写真

岡山理科大学の学生と先生、築窯師の小林さん、竹下さん、江津本町の皆さん、ご協力ありがとうございました。

これまでの遺跡調査内容

遺跡発掘「竹下窯跡」調査情報(令和2年12月1日)

波積町南地区試掘調査情報(令和3年7月1日)

遺跡発掘「令和2年度 半田浜遺跡」調査情報(令和3年3月1日)

日浦地区試掘調査情報(令和3年2月1日)

遺跡「波来浜周辺遺跡」発掘調査情報(令和元年12月1日)

遺跡「シビックセンターゾーン試掘」発掘調査情報(令和元年6月1日)

遺跡「半田浜遺跡」発掘調査情報(令和元年6月1日)

遺跡「岩瀧寺跡」発掘調査情報8(平成31年3月1日)