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波来浜遺跡周辺2試掘調査情報(令和4年5月31日)
掲載日:2022年5月31日更新
「波来浜遺跡周辺2」試掘調査情報(令和4年5月31日)
後地町の波来浜遺跡付近で試掘を行いました。
最近この場所の横で古墳時代~奈良時代頃の集落跡が見つかりました。そのため、この場所も試掘調査をすることになりました。
トレンチ1
敷地の北側に長さ4.5メートル、幅0.8メートル、深さ2.0メートルの掘削を行いました。
地表下40センチメートルまで表土で、その下が1.7メートルまで造成土、その下は元湿地のような土層がありました。
造成土は、田んぼの跡と考えられ、田んぼの跡はこの場所だけしか検出されませんでした。
トレンチ2
長さ4.9メートル、幅0.8メートル、深さ1.8メートルの掘削を行いました。
地表下9センチメートルまで表土で、その下が0.9メートルまで造成土、その下は山からの土が堆積したと思われる層です。
トレンチ3
長さ4.9メートル、幅0.8メートル、深さ1.9メートルの掘削を行いました。
地表下10センチメートルまで表土で、その下はカッチカチの地山でした。
山がすぐ裏にあるため、ここは元々尾根だったと思われます。
トレンチ4
長さ4.9メートル、幅0.8メートル、深さ1.9ートルの掘削を行いました。
ここもトレンチ4と同じように硬い地山がすぐに出てきました。ここも元々尾根だったと思われます。
4つのトレンチからは、遺跡や遺物などは見つかりませんでした。