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ヨシヒコの江津まち歩きツアー 桜江町川戸(令和5年2月28日)

掲載日:2023年2月28日更新
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「まち歩きマップ」作成までの取り組みを紹介します。

ヨシヒコの江津まち歩きツアー 桜江町川戸

桜江町は伝承や伝説がたくさん残っています。例えば、江の川の河童や四王寺の伝説など。今回は桜江町の川戸で伝説や伝承などを探しながらウォーキングしていきたいと思います。

 まち歩きをして市民の皆さんにその町のいいところとウォーキングの良さと伝説・伝承について伝えたい。

目指せ1万歩のまち歩き!

スタート

出発は江津市役所桜江支所からのスタートです。​

桜江総合センター

この建物は過疎地域総合センターの一環として、コミュニティセンター、保健センターと共に昭和56年2月に完成しました。現在は桜江総合センターという名前です。

この座ったポーズは桜江町に昔から伝わるえんこう(河童)をイメージしています。ちなみに学生時代は水泳部に所属し、大会の成績も良かったのでカッパのヨシヒコと呼ばれていました。

県道桜江金城線を西へ

川戸橋

県道桜江金城線を西側に進むと八戸川にかかる川戸橋があります。

私は赤色が好きなので、よく赤い服を着ます。
赤い霊柩車シリーズの登場人物の春彦さんとヨシヒコは名前が似てるので昔からライバル視していました。

今井美術館

今井美術館

川戸橋を越えると、今井美術館があります。

今井美術館では、毎年5〜6月に再興院展という展示会を開催しています。
再興院展は1年をかけて全国を巡回する日本画の展示会です。
ここではその他にも定期的に展示会が行われ、桜江町では普段見ることができない美術品を見ることができます。
江津市内では文化の最先端地です。

桜江中学校前

桜江中1

今井美術館を過ぎて西側に歩くと桜江中学校があります。
桜江町に伝わる伝承によると、この桜江中学校がある所には、昔は岩城山という大きな山があって、七曲がりと呼ばれる道がありました。
そこには「七曲がり」という狐がいて、その狐に化かされたという話が残っています。

桜江町ではそれ以外にも多くの狐に化かされた話が残っており、昔は狐が身近な動物だったことがわかります。

B&G海洋センター

B&G海洋センター

桜江中学校を過ぎると西側の隣にB&G海洋センターがあります。

この施設はB&G財団(ブルーシー・アンド・グリーンランド財団)が昭和56年に建設、当時の桜江町が運営をし、昭和60年にB&G財団から譲渡された施設です。
ここには体育館があり、近くの子どもたちが集まりいろんなスポーツが行われています。
特にバドミントンが盛んです。
近くの八戸川ではカヌーも行っています。

B&Gのいっちゃん

B&Gのいっちゃん

特別にB&G海洋センターの事務室にお邪魔しました。

事務室には子どもたちから「いっちゃん」と呼ばれている職員がいました。
いっちゃんさんの夢はカヌーを市民に広めることと世界平和だそうです。
今回のまち歩きでは伝説や伝承を探していますが、この方は「伝説の職員!」とか「伝承を話す人」ではありません。

四王寺

四王寺跡

B&G海洋センターを出て、県道桜江金城線の向かい側に丘があります。

丘の中腹には伝四王寺跡があります。
この場所は古代から平安時代前期にかけて、新羅が海を越えてくる災いを防ぐための祈祷所として、四王寺が建てられたという伝承が残っています。​

県道桜金城線を戻り途中から三田地方面へ

再び桜江中学校

再び桜江中学校

四王寺を出て東側に向かいます。

先ほどの桜江中学校に戻り、忙しい教頭先生にわざわざ校門まで来てもらい、一緒に写真を撮ってもらいました。
わざわざ引き返してまで写真を撮ってもらった理由は、この先生が、市内の多くの学生たちが「もう一度英語の授業を受けたい!」と、言ったとか、言わないとか、そんな伝承がある伝説のヤバい英語の先生らしい、からです。
快く対応していただきありがとうございました。

なんか英語がペラペラ喋れるようになった気分です。

川戸第二陸閘門

川戸第二陸閘門

桜江中学校から県道桜江金城線を東に進み、川戸橋を越えて、県道三次江津線を三田地方面へ向かうと、JR三江線で使われていた鉄道と連携された陸閘門(りくこうもん)があります。

三江線の陸閘門はこれのほかに7つあるそうです。
ちなみにここの陸閘門の名前は川戸第二陸閘門です。
JR三江線が廃線になっているため、陸閘門は閉ざされた状態になっているものと思われます。
こういった施設はテンションが上がります。

陸閘門とは大雨が降ったときに増量した川の水が入らないようにする扉のような施設のことです。

鳥居と妙見宮

鳥居

川戸第二陸閘門の横に鳥居があり、上に続く階段がありました。

鳥居の上は何があるか気になるため、上に上がってみようと思います。
謎の場所が、どうしても気になってしまうのは、赤い霊柩車シリーズで鍛えられた推理力だと思います。

妙見宮

鳥居の上を登ると妙見宮がありました。

一般的に妙見信仰は北斗七星を神格化し祀られており、このあたりでは中世の山口県で活躍した大内氏が崇敬していました。
なので、ここの妙見宮も大内氏と関係してそうです。

伝説の石見根付師

石見根付師

妙見宮を下りて、県道三次江津線沿いの山側に弘法大師参道の入口の看板があります。

ここから登った山の途中には弘法大師が祀られる場所がありますが、すぐ近くに石見根付の作者の「富明」の名号塔があります。
石見根付は江戸時代に江津市を中心として制作された世界的に評価されている江戸時代の美術品です。
富明は、清水巌の初代富春から富の字を授けられた富春の一番弟子といわれています。
その精緻な作品は海外で高く評価され、国内では中々お目にかかれません。
また、偽物も多く出回っています。(清水巌は親子3代、富春、文章、巌水の総称です。)

なお、清水巌以外の石見根付師だと出身地や姓が特定されている人物は限られており、富明は桜江が誇る伝説の芸術家です。

鏑腰城登山

登山道入り口

登山道入り口

県道三次江津線を川戸橋方面へ戻ると、廃線になった三江線の川戸第2踏切があります。

その横から山へ登る道があり、登山道は15分くらいかけて登って降りることができそうなので、早速行ってみることにしました。
でも、傾斜があるため、結構きつそうです。

登山道の途中

登山道の途中

登山道の途中まで上がりました。

ここからは川戸の街がよく見えます。ちょっと休憩します。道中はここからがキツくなりそうです。
上の方から街を俯瞰すると、典型的な中国山地の街並みが広がります。
赤瓦の美しい街並みがきれいに見えます。
江津の特産品の赤瓦は独特の景観を形成する大事なものだということがわかりました。

登山道途中頂上まで少し

登りの道は整備されているため、案外歩きやすいです。

鏑腰城山頂

鏑腰城山頂

頂上に到着しました。

ここは、中世の山城の跡で鏑腰城(かぶらこしじょう)がありました。
私が立っている平坦面は人工的に作られた場所で、奥は急な崖になっています。
また、足元には丸い石が転がっていますが、城を防御するために投げる「つぶて石」です。
ここまで登るのにだいぶ体力を使い上着は全開ですが、赤い霊柩車シリーズの春彦さんこと神田正輝をイメージしている訳ではありません。 ​

下山の途中

下山の途中

ここまでで、すでに2〜3回転んでいますが、とりあえず下山します。

やっぱり山城は登りずらいし、降りる時は早い。
皆さんも山を歩く時は足元には気をつけましょう。

桜江大橋まで散策

川戸村道路元標

道路元標

山を下山し、市道川戸小学校線を江の川方面に進むと、石の柱が横たわっていました。

この石は「川戸村道路元標」です。
道路元票とは、道路距離里程の測量の原点となる基点の目印のことです。
元々はこの近くにある薬王寺と江の川の船着場を結ぶ間の道にあったみたいですが、堤防工事の関係でここに移動したようです。

江津邑智消防組合桜江出張所

桜江消防署

道路元標が置いてある横の敷地には消防署がありました。ここは江津邑智消防組合桜江出張所です。

ここで対応してくれた消防士はイケメンでした。対応も爽やかでした。
赤を見るとテンション爆上がりですが、画面向かって左側の消防車が「桜江P1江津」号で、日野デュトロのポンプ車CD-1型と思われます。
ハイルーフの赤色警告灯の部分が四角なので長野ポンプ社製でしょうか。
モリタ社のレッドアーマーよりこっちの方が個人的には好きです。
向かって右側の救急車は「桜江A1」号でトヨタのハイメディックの3代目の後期型(4型)のようです。
ハイエースをベースにしたトヨタの高規格準拠救急車です。
対応いただいた江津邑智消防組合の職員の皆さん、ありがとうございました。

太詔刀命神社

太詔刀命神社

出張所を過ぎて、太詔刀命神社に着きました。

ここは、毎年5月5日に水神祭を行います。
ここで祝詞を上げて、神輿で水神を祀る場所まで移動します。
河童の伝承も水神祭と関わりがあります。
河童はここでは「えんこう」と呼ばれ「えんこうの馬引き」の話として、伝承になっています。

西教寺

西教寺

西教寺があります。

西教寺の「お寺の掲示板」には、ありがたい言葉や心に刺さる言葉が書いてありました。
ここの言葉ではありませんが、最近、「悪口を言ったら、自分に返ってくる」みたいな言葉を見ましたが、悪口を言うとそっくりそのままブーメランで帰ってくることを身をもって知っているので、皆さんも気をつけましょう。

えんこうのマンホール

えんこうのマンホール

市道川戸小学校線にえんこうのマンホールがありました。

桜江町では河童伝説が広く知れ渡っているため、町のシンボルにもなっています。
河童と言えば、ヨシヒコの見た目はカータン世代ですが、実際はカッパのカータンは知りません。

江の川河川敷

江の川河川敷

市道川戸小学校線から堤防を上り、市道川戸渡田線に入りました。

ここは江の川の河川敷です。
水神さんにまつわる「えんこう」の話はこの近くの川の淵が舞台です。

川戸の城主が、その川原で馬を洗っていたら、えんこうが馬のしっぽにつかまって、馬を引っ張ってやろうと思ったが負けて、とうとう城まで馬に引きづられてきて、それが見つかり捕まった。
「どうか川戸の土地では悪いことはしませんので、命だけは」「絶対に人をいためることはしない」というので許してもらった。
そしてえんこうは、改心した。
それから水神を祀るようになった。(諸説あり。途中も省略しました。)

と伝説が伝わっています。

桜江大橋

桜江大橋

市道川戸渡田線を下流方向へ進み桜江大橋まできました。

通常の江の川の橋は、灰色に塗られたものが多いですが、この橋は、上は空をイメージした水色の塗装。
真ん中は桜をイメージしたピンクの塗装。下は草や木をイメージした若草色の塗装です。
町のイメージを橋の色で表現しているそうです。
橋好きの人にはたまらないと思うので、ぜひこの橋を見に日本全国から来てほしいです。

ゴールを目指して歩く

横笛ヒーロー社

横笛ヒーロー社

桜江大橋を背に県道桜江金城線を川戸駅方面に進むと「工房 横笛ヒーロー社」の看板があります。

ここには「ヒーロー笛」が売られていましたが、残念ながら昨年の12月に閉店してしまいました。
ヒーロー笛は店主が考案したリコーダー式篠笛のことで、邑智郡近辺の子どもたちや、神楽奏者にはマストアイテムとなっています。
店主さんは101歳までお店を続けられました。桜江の伝説です。
私もヒーロー笛を使う時もありますので、閉店は本当に悲しいです。

川戸駅

川戸駅

ヒーロー笛社の目の前が、川戸駅です。

三江線は約5年前に廃線となりましたが、駅舎は残っています。何か三江線の廃線5周年イベントができないか、考えています。

川戸駅2

三江線廃線5周年イベントのアイディアがある人は、ぜひご一報ください。​

ゴール

ゴール

ゴール。

川戸駅からは県道桜江金城線を通り江津市役所桜江支所まではすぐです。
今回は8,500歩を歩きました。高低差もあり、とてもきつかったです。
いろいろな伝説や伝承があるのが桜江町川戸のいいところだと思います。
また、ここで出会った人は皆さん良い人でした。でも10,000歩には1,500歩足りなかったので残念です。

目指せ10,000歩!

桜江町川戸まち歩きマップ(約8,500歩)

川戸のウォーキングマップ

 

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