本文
ヨシヒコの江津の山歩きツアー 有福温泉町本明(令和4年10月31日)
「まち歩きマップ」作成までの取り組みを紹介します。
ヨシヒコの山歩きツアー 有福温泉町本明(本明山)
まち歩きをして市民の皆さんにその町のいいところとウォーキングの良さを伝えたい。
今回は有福温泉町本明の本明山を登りましたので、頂上から見える景色のすばらしさを知ってもらおう!
目指せ1万歩のまち歩き!
スタート
出発は登山道入口です。本明山は頂上に山城の跡地があり、江津市指定文化財になっています。本明城跡は石見地域の有力な豪族の福屋氏の居城で、永禄5年(1562)頃の滅亡までの様相をよく残す大規模な山城です。
お気に入りの帽子をかぶって、さあ出発です。
登山口の柵
スタート地点には動物対策の柵があります。柵を開いて登山道へ入ります。入ったら必ず柵は閉めましょう。
登山道序盤の急傾斜
登山道の最初は傾斜がきつい登り道が続きます。まだ、始まったばかりなので、ノリと勢いで登ることができます。でも、
山頂付近がきつくなるので、ペースはゆっくり進みましょう。
登山道序盤の平坦面
少し登ると傾斜が緩くなり歩くスピードも少し速くなります。ここは木陰が心地よく歩いているのが気持ちいいです。ここらへんで息を整えることができます。
尾根平の看板
スタートの登山口から、500メートル進みました。「尾根平」の看板があります。看板によると山頂までは残り1キロメートルになっています。看板から読み取ると距離的にはあと3分の2なので、もしかしたら、このままの勢いで登れる気がします。
あと、画像左に写るのが今回一緒に登ってくれる広報係の「アニキ」です。アニキは足が長く歩幅が私の2倍あるので、一緒に歩くと私が必然的に遅くなります。
登山道中盤の尾根筋
アニキの後をついていきます。この辺りは傾斜がまだまだ緩いので話をしながら登る余裕があります。
ただ、アニキと歩幅が違うので置いていかれて、話をする相手はいませんけど。
登山道合流点の看板
「登山道合流点」の看板まで来ました。スタート地点の登山口から1キロメートル登ったところです。ここから傾斜がきつくなってきます。看板によると、一の鳥居まで30メートル、不動の湧水まで400メートル、山頂まで620メートルと書かれています。
一の鳥居
一の鳥居に着きました。木製の高さ約2メートルの神明鳥居系の鳥居と思われます。横には奉寄進と書かれた灯籠があり、地元の有力者であった千代延家が寄進しています。
登山道中盤のせまい道
一の鳥居を抜けると道幅が狭くなるところが多くなります。無理をしないように先に進みましょう。
不動さんの湧水
不動さんの湧水に到着しました。 名水百選と書かれています。調べたところ、島根の名水百選に選ばれていました。
以前はここに不動明王とそれを安置する社がありましたが、今はありません。
この先は、山頂に行けば行くほど傾斜がキツくなります。そのため、ここでは一旦休んで十分に体力を回復させましょう。
登山道終盤の難所
山道も佳境に入り、傾斜がきつくなるところに、道幅も狭くなっていて、ロープが張られているところがあります。この登山道の難所の一つです。
無事に登れるのか心配です。
難所を超える
何とか難所はクリアできそうです。
二の鳥居
急な斜面を登ると写真左から、二の鳥居に着きました。ここから、本明城のくるわ(郭、曲輪)の中にはいります。山城は防御するための難攻不落に作られるため、上に上がるのはしんどい構造になってます。
一の階段
鳥居を抜けると階段が2箇所あり、ここは1つめの階段です。もともとは階段はなかったんでしょうが、傾斜がきついため階段がついたんだなと歩きながら思いました。次のラストの階段が一番きついです。
二の階段
2つめの階段です。その先が山頂だと思うと、足が軽くなってピョンピョンと足取りが軽くなります。
ラストスパート!
軽かった足取りは最初の5段で終わりました。きつい。6段目からは、苦行でしかない。山岳信仰でも使われてそうな山だ。
もう歩けない…。あと少しなのに。
山頂に到着
山頂に到着!
どうですか?この景色!苦労して登った甲斐がありました。本当に見晴らしが良いです。市民のみなさんにも一度はこの山に登って景色を生で見てほしい。
この勢いで違う山も登って、そのまま登山王に俺はなる!
ちなみにアニキとの2ショット。
後ろは日本海と江津の山並みです。右に見えるのは島の星山です。
山頂の看板
山頂には看板もあります。右の看板は半年前の大風で倒壊した看板を1週間前に立て替えたばかりの看板です。
立て替えた看板です。看板屋夫妻と市教委職員2人の計4人で、20キログラムのセメントの粉や看板や、その設置道具などを持って登りました。ちなみに看板屋さんは次の日も20キログラムのセメントの粉を持って登ってました。体力オバケです。看板屋さんありがとうございました。
今回のルートは右上の方から真ん中に向かってきたルートでした。登山後にこの看板を見て山城跡を巡るのは、山城の要塞機能である堀切の高低差があるため、慎重に巡ってください。
下山にむけて
下りる前に、登ったスタッフ全員で写真をとりました。左の人は埋蔵文化財専門の調査員で今回の写真撮影班です。頂上に着いた後も、中世(戦国時代あたり)の遺物が落ちてないか、ウロウロ調べていました。
下山の様子
下山は、基本的に下り道なので、足取りは軽いです。来た道をそのまま下ります。 急ぎすぎて転ばないように気をつけましょう。
ゴール
ゴール!
スタートの時と同じように見えますが、3キログラムくらい痩せていると思います。
この登山道は雪が降る前くらいまでが歩くのには最適じゃないかと思います。
おまけ
最後に今回の登山ルートにはありませんでしたが、スタート地点付近に井戸公碑(芋代官碑)がありました。芋代官碑は島根県を中心に500基以上建立されているそうです。「個人の顕彰碑としてはとても多いので、全部見て回って調べているんだ。」と大田市の文化協会の会長さんがおっしゃってました。全部見つかってほしい。願ってます。流れ星に。
今回は6,500歩ほど歩きましたが、高低差は約300メートルくらいあり、きつかったです。
目指せ1万歩!
山歩きマップ(有福温泉町本明 本明山 約6,500歩)