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江津市地域脱炭素実現に向けた再エネの最大限導入のための計画を策定しました
江津市では、令和12(2030)年度にCO2排出量を平成25(2013)年度比で46%削減の目標を掲げ、令和6(2024)年度から令和12(2030)年度までの7年間、目標を達成するための施策を推進します。
このたび、その目標達成に向けた具体的なアクションプランである「江津市地域脱炭素実現に向けた再エネ最大限導入のための計画」を策定しました。
計画の目的
「江津市地域脱炭素実現に向けた再エネの最大限導入のための計画」は、本市から排出される温室効果ガスの削減に向け、本市の現状や地域特性を踏まえ、市民・事業者・行政等の各主体による市全体の取組を総合的かつ計画的に推進していくことを目的としています。
計画の位置づけ
本計画は、「地球温暖化対策の推進に関する法律」(以下「温対法」という。)第21条第4項に規定する「地方公共団体実行計画(区域施策編)」である「江津市地球温暖化対策実行計画区域施策編」のアクションプランと位置づけます。
計画期間
本計画の期間は、令和6(2024)年度から国の地球温暖化対策計画における中期目標年度である令和12(2030)年度までの7年間とします。なお、温室効果ガスの削減目標となる基準年度については、国の地球温暖化対策計画に準じ、平成25(2013)年度とし、目標年度は令和12(2030)年度とします。
内容
江津市地域脱炭素実現に向けた再エネ最大限導入のための計画は次のPDFにてご確認ください。
江津市地域脱炭素に向けた再エネの最大限導入のための計画 [PDFファイル:4.44MB]
CO2排出量の現状
江津市のCO2排出量の現状は下の表のとおりです。
年度 | CO2排出量 |
---|---|
平成25(2013)年度 | 419千t-CO2 |
令和2(2020)年度 | 340千t-CO2 |
CO2排出量の削減目標
本計画において設定したCO2排出量の削減目標は下の表のとおりです。
年度 | 削減目標 |
---|---|
令和12(2030)年度 | 2013年度比46%削減(約194千t-CO2) |
令和22(2040)年度 | 2013年度比68%削減(約284千t-CO2) |
令和32(2050)年度 | カーボンニュートラル実現 |
再エネの導入ポテンシャル・利用可能量
江津市の再エネの導入ポテンシャルと再エネの利用可能量は下の表のとおりです。
種別 | ポテンシャル(発電量MWh) | 利用可能量(発電量MWh) |
---|---|---|
太陽光発電 | 470,320 | 269,176 |
風力発電 | 271,343 | 175,971 |
中小水力発電 | 25,652 | 25,652 |
合計 | 767,315 | 470,799 |
CO2排出量の削減目標を達成するための施策
CO2排出量の削減目標を達成するための施策は以下の通りです。
再生可能エネルギーの利用促進(創エネ・再エネ導入・蓄エネ推進)
- 太陽光発電導入の推進
- 風力発電導入の推進
- バイオマス利用の検討
- 水力発電導入の検討
- 再エネ電力の地産地消の推進
- 蓄エネの推進
住環境の創エネ・省エネ推進(創エネ・省エネ・省資源促進)
- 公共施設のZEB化・省エネ改修の推進
- 事業所等のZEB化・省エネ化の推進
- 住宅のZEH化・省エネ化の推進
- 省エネ行動の推進
移動手段の脱炭素化推進(次世代自動車・EVインフラ)
- 次世代自動車導入の推進
- 生活交通路線の効率化・次世代自動車化
- 化石燃料に代替する新たな燃料の検討
循環型社会の形成(ごみの減量化・3Rの推進)
- ごみの減量化
- 資源利用
情報提供・環境学習の推進
- 普及啓発事業の実施
- 環境学習の推進
気候変動の影響への適応
- 健康分野での対策
- 農林水産業での対策
- 水環境への対策
- 自然災害への対策
- 自然生態系への対策