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犬の適正飼養

掲載日:2019年7月11日更新
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犬を飼う

命を預かる責任

犬を飼うということは、犬の命を預かることです。
飼い主になったら、快適で安全な環境を提供し、老いに向き合い、命を終えるまで飼い続ける責任を持ちましょう。

社会に対する責任

ルールやマナーを守る、人に不快感や危害を及ぼさない、周辺地域を汚したり迷惑をかけない、自然環境に影響を及ぼさない責任を持ちましょう。
愛犬とともに楽しく暮らしていくためには、飼い主のモラルやマナーが求められます。

飼い主が気を付けること

犬を飼うには最低限、次のルールを守らなければなりません。

犬の習性を正しく理解し、最期まで責任をもって飼いましょう

飼い始める前から犬の生態、習性および生理を理解し、正しい飼い方などの知識を持ちましょう。
飼い始めたら健康・安全に気を配り、病気になっても、年をとっても、家族の一員として最期まで愛情をもって世話をしてください。

やむを得ず飼えなくなった場合でも、代わりに飼ってくれる家族を見つけることが飼い主の責任です。

登録をし、狂犬病予防注射を受けさせましょう

詳しくは「 犬の登録・狂犬病予防注射について 」をご覧ください。

正しいしつけをして、マナーを守り、近隣に迷惑をかけることのないようにしましょう

ただ可愛がるだけが愛情ではありません。犬を人間の社会生活に適応させ、ストレスを取り除いてやるために、しつけはとても大事です。
また、散歩中などマナーを守らないと近隣の人に迷惑をかけてしまいます。
ふん尿などで生活環境を悪化させないように、しつけや訓練をして、人に危害を加えたり、無駄吠えで迷惑をかけないように注意しましょう。

適正なしつけをしましょう

社会に受け入れられるようなしつけを行い、特に“マテ(静止)”ができるようにしなくてはなりません。また、“オイデ(呼び戻し)”ができるといざというときに役立ちます。

吠え声が他人の迷惑にならないように注意しましょう

犬が頻繁に吠えると周囲の人にとって迷惑になります。無駄吠えさせないように、しつけの本を読んだり、訓練士などに相談して対処しましょう。

ふん尿の始末は必ず行いましょう

  • 排泄を家で済ませてから、散歩に出かけるようにしましょう。
  • 散歩中のふんは持ち帰り、尿はペットボトルの水で洗い流すなど、マナーを守りましょう。
  • 犬小屋の周囲など、普段、犬がいる場所の排泄物はすぐに片付けましょう。

排泄物の放置は不衛生で、誰にとっても不快です。

放し飼いをしてはいけません

県の条例により、放し飼いは禁止されています。柵に囲まれた自己の敷地内や屋内で飼う場合以外は、放し飼いをしてはいけません。また、つないで飼う場合は場所と綱の長さに気を配りましょう。

屋外に犬を連れて行くときは、必ずリードをつけましょう

犬の行動を制御できる人がリードを持ちましょう。普段はおとなしい犬でも、リードを放してしまうと逃げたり、人にかみつくことがあります。
犬による咬傷事故のうち98%が飼い犬によるものです。危害を加えるおそれが高い犬を外に連れ出す場合には特に注意し、時間帯や場所にも配慮しましょう。

万が一、飼い犬が人をかんでしまったら、すぐに負傷者を救護し、再発防止措置をとり、保健所へ届け出しなければなりません。

むやみに繁殖させないようにしましょう

犬の数をむやみに増やしたり、繁殖させると、一頭一頭適正に飼えなくなることがあります。
動物にかけられる手間、時間、空間には限りがあります。きちんと管理できる数を超えないようにしましょう。
産まれてくるすべての命に責任が持てないのであれば、去勢手術や不妊手術など繁殖を制限する手立てを講じてください。

犬から人へ伝染する感染症の知識を持ちましょう

動物と人の双方に感染する病気(人獣共通感染症・ズーノーシス)について、正しい知識を持ち、自分や他の人への感染を防ぎましょう。ほとんどの病気は正しい知識を持ち、予防を心がければ感染するおそれはありません。

清潔な環境で飼う、ふん尿の処理を早く確実に行う、異常があったら獣医師に相談するなど犬の健康に気をつける、エサの口移しなど過度なふれあいはさける、犬に触ったら必ず手を洗う、など心がけましょう。

盗難や迷子になることを防ぐため、所有者を明らかにしましょう

「うちの犬は迷子にならない。必ず家に帰ってくる」
そう思っていませんか?
実際は、花火や雷の音に驚いた、ドアや門の隙間から逃げ出した、首輪がゆるんでいた、鎖やリードが古くなって切れてしまったなどの理由で、たくさんの犬が迷子になっています。

迷子や徘徊で保健所に保護された犬は、飼い主からの連絡がないと譲渡先が見つかったごく一部を除いて、殺処分となってしまいます。
万が一、いなくなった場合は、すぐに探し始め、保健所や警察署や市役所に連絡してください。

すぐに飼い主が分かるようにするため、身元を示す迷子札や鑑札・狂犬病予防注射済票などを首輪につけましょう。また、脱落の心配がないマイクロチップの埋め込みをしておくなど、二重三重の対策をとっておきましょう。

 

犬を抱きしめる男の子の絵

ペットの受動喫煙を防ぎましょう

たばこの副流煙(火のついたたばこの先から出る煙)は、人だけでなく一緒に暮らすペットの健康にも悪影響を与える可能性があります。犬は特に臭いに敏感なため、想像以上に大きなストレスにつながります。
大切な家族であるペットのためにも、近くで喫煙することは控え、換気するなどのご配慮をお願いします。