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クマの生態と被害防止

掲載日:2019年12月24日更新
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クマの被害に遭わないために

クマの人身被害を防止するためには、まずクマと出会わない、クマを寄せつけないことが大事です。
そのためには、まずクマの生態を把握することが重要です。

最近は、人を恐れない「里グマ」の出現や、木の実の不作が原因で起こる人身被害が増えています。
万が一の場合を想定し、積極的な被害防止対策が必要です。

クマ(ツキノワグマ)の生態を知る

体長

100~150cm

体重

40~130kg

臭覚

非常に優れている(犬と同レベル)

聴覚

優れている(高音に敏感)

性格

基本はおとなしいが、子連れの親グマは強暴

知能

学習能力が非常に高い

特技

木登りや水泳、足も速い(100mは7秒程度で走ります)

食べ物

ハチミツ、ドングリ、山菜(タケノコ、キイチゴ、山ブドウなど)、昆虫、サワガニ、果物(柿など)

習性

背を向けて走るものがいると、反射的に追いかける

1年間の活動サイクル

4月~5月

冬眠から目覚め、山菜を食べることが多い。

6月~9月

その時期に旬を迎えるキノコや木の実、果物を積極的に食べる。キャンプ地や水辺、食料が足りない場合、民家の方まで降りてくる可能性もある。

10月

冬眠に備えて餌を蓄える。

11月~12月

冬眠

1月

出産

クマに出会わないために

クマはおとなしい性格のため、脅かさなければクマの方から逃げることが多いです。

1人では行動しない

クマが出そうな場所では、なるべく2人以上で行動してください。
危険を察知する早さも1人とは違いますし、万が一のときに助けを呼んでもらうこともできます。

音を出して場所を教える

クマの聴覚はとても優れており、高い音に敏感です。
クマ鈴やラジオなどの音の鳴るものを身に着け、人が近くにいることをクマに教えましょう。

クマの活動時間の移動を避ける

早朝や夕暮れ時が、クマの主な活動時間です。その時間帯での出没地域での活動はなるべく避けてください。

人の食べ物の味を覚えさせない

クマは知能が高く、一度人のものを食べると、食べた場所、時間、時期を記憶し、再び現れるようになります。
それを防ぐためにも、クマに人の食べ物の味を覚えさせないようにする必要があります。

残飯や生ゴミ

家庭で出た残飯や生ゴミなどは、放置したり畑に埋めたりしてはいけません。埋めていたとしても、鋭い嗅覚でクマや他の動物が掘り起こしてしまいます。ゴミの処理は、各家庭で責任をもって処理をお願いします。

キャンプや登山、魚釣りで出たゴミ

キャンプなど屋外でのレジャーで出たゴミは、必ず全部持ち帰ってください。

果物の栽培を行っている場合

電気防護柵等でクマの侵入を防いでください。また、クマの出没形跡の確認も同時に行ってください。

クマの痕跡を見つけたときは連絡を!

次のような痕跡を発見した場合は、農林水産課までご連絡をお願いします。

また、レジャーなどをしているときに痕跡を見つけた場合、近くにクマが潜んでいる可能性が高いです。
すぐに移動してください。

田んぼを歩いた痕跡

田んぼを歩いた痕跡

木についたクマの爪痕

木に爪をたてた痕跡

木を折った痕跡

木を折った痕跡

道路を横断した痕跡

道路を横断した痕跡

クマのフン

クマのフン

遭遇してしまった場合

クマに遭遇してしまった場合の対処法のページをご確認ください。(新しいウィンドウで開きます)