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令和8年2月27日施政方針

掲載日:2026年2月27日更新
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令和8年2月27日施政方針

​令和8年第1回江津市議会定例会の開会にあたり、諸議案の提案に先立ちまして、今後の市政の考えや方針、主な施策や事業について申し述べさせていただきます。

 

西部統合小学校建設事業について

はじめに、西部統合小学校建設事業についてです。

今議会提案の「江津市立小学校等設置条例」の一部改正案にありますとおり、統合小学校の校名につきましては、応募いただいた名称案の中から、教育委員会による厳正な選定により「青陵小学校」という学校名が推薦されました。

学校名は、子どもたちの願いと地域の馴染み深さが合致するものであり、西部地区の新しいシンボルとして、末永く愛されるものとなることを期待しています。

なお、本事業については、実施設計業務もほぼ完了し、来年度から、いよいよ校舎等の建設が始まります。

この小学校建設には多額の事業費を見込んでおりますが、できる限り効果的で効率的な事業の推進に努め、目標とする令和 10 年度の開校を目指し、引き続き取り組んでまいります。

 

物価高騰対策費(ごうつ地域応援券事業)について

続いて、「ごうつ地域応援券事業」についてです。

食料品をはじめとする物価の高騰は、市民の生活に大きな影響を及ぼしています。

このような厳しい経済状況の中、本市では市民の暮らしを支えるため、国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用し、「ごうつ地域応援券」を配付することとしました。

本事業では、登録事業者の市内の店舗等で利用できる応援券を、一人につき2万円分、全市民に配付します。

なるべく早い時期に皆さまにお届けし、家計負担の軽減に役立てていただけるように取り組んでまいります。

また、このほかの物価高騰対策としては、国の交付金を活用し、保育所と学校給食への支援を行います。

小学校の給食費については、国の補助金により大幅に保護者負担が減少しますが、中学校にはそうした措置がないため、国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用して保護者負担を現状に据え置くための予算を計上しています。

保育所に関しても副食費への支援を行い、子育て世帯への負担軽減を進めてまいります。

カーボンニュートラル推進事業について

次に、カーボンニュートラル推進事業についてです。

2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロとする「ゼロカーボンシティ」の実現を目指すため、脱炭素をテーマとするイベントを開催する52(ゴウツ)未来プロジェクト実行委員会への支援に注力することとしています。

52未来プロジェクトでは、日本で唯一の公道を使ったカートレースを、2020年以来、再び実施することをはじめ、脱炭素をテーマとする大規模な展示・体験コーナーやステージイベント等が計画されています。このイベントの開催には、市の知名度向上、関係人口や交流人口の創出・拡大、なにより、市内での脱炭素に対する意識向上などを期待しています。

 

結婚等新生活ごうつ暮らし応援事業について

次に結婚等新生活ごうつ暮らし応援事業についてです。

定住促進に向けた新たな取り組みとして、本市では、婚姻をされた新婚世帯および島根県パートナーシップ宣誓制度に基づき宣誓を行った方を対象に、婚姻等に伴う費用の一部を補助、またはお祝い金として支給する支援制度を創設いたしました。

本制度により、新たな生活をスタートされる皆さまの経済的負担の軽減を図るとともに、これまで取り組んできた定住対策をさらに加速させ、人口減少対策の一層の推進につなげてまいります。

 

防災マップの更新について

次に防災マップの更新についてです。

本市では、各種災害への備えや対処法をまとめた防災ガイドと、浸水想定区域等の危険個所をまとめたハザードマップで構成した「江津市防災マップ」を作成しています。

現在の防災マップは策定から5年が経過し、避難所や被害想定区域、避難行動基準等に変更が生じていますが、その反映ができていません。

このため令和8年度において最新情報に更新するとともに、デジタル版の防災マップを整備することとします。

DXの推進を中心に据えたスマートシティ江津推進構想に基づき、市道認定路線図と都市計画図を「マップonしまね」に掲載していますが、これらに加えて防災マップも掲載するよう整備を進めます。従来からの紙冊子の防災マップとデジタル版の防災マップを整備することにより、それぞれの弱点を補い、長所を活かした防災情報の提供を目指してまいります。

 

都市公園改修整備事業・公園施設長寿命化事業、国民スポーツ大会について

次に、令和12年に島根県で開催予定の「第84回国民スポーツ大会」における本市の準備状況についてです。

今年度内の準備委員会立ち上げに向け、これまで準備を進めてまいりましたが、このたび関係各位のご賛同をいただき、2月13日に、江津市準備委員会の設立総会を無事終えることができました。

また、令和8年度には、ラグビーフットボールと水球の競技会場となる江津中央公園多目的広場の芝生化と市民プールの施設整備に向けて、調査設計業務に取り掛かることとしております。

今後も、みなさまのご理解とご協力をいただきながら、大会の成功に向けて着実に準備が進むよう取り組んで参ります。

 

地域医療支援対策事業について

次に、地域医療支援対策事業についてです。

本市の地域医療拠点病院であります「済生会江津総合病院」と「西部島根医療福祉センター」が行う医療提供体制の安定化や人材確保の取り組みなどに対し、財政的支援を中心に行っているところです。

令和8年度につきましても、継続した支援を行うことで、地域医療の維持、確保を図ってまいります。

 

JR山陰本線の利用促進について

次にJR山陰本線の利用促進についてです。

JR山陰本線は、比較的低廉な運賃で長距離を大量かつ迅速に輸送できる公共交通機関であり、地域住民の日常生活を支える重要な鉄道路線です。

しかしながら、JR西日本が公表した2022年度から2024年度までの線区別平均営業損益によると、JR山陰本線(益田~出雲市間)は32億5千万円の赤字となっており、輸送密度2,000人/日未満の19路線32区間の中で、最も赤字額が大きい区間となっています。

こうした厳しい状況を踏まえ、日常生活における鉄道利用の更なる促進を図るとともに、路線の維持および地域活性化に向けて、関係自治体や関係機関と緊密に連携しながら、総合的かつ計画的に利用促進に向けて取り組んでまいります。

 

過疎計画および辺地計画について

次に、江津市過疎地域持続的発展計画および辺地に係る総合整備計画についてです。

本市の財政運営に欠くことのできない重要な財源の一つに市債があり、なかでも、過疎対策事業債と辺地対策事業債は、交付税措置の高い有利な市債です。

引き続き、この支援を受けるために必要な計画を提案する予定としています。

 

令和8年度当初予算の概要について

次に、令和8年度当初予算についてです。

令和8年度は市長改選の年であり、骨格予算による編成を行い、一般会計の当初予算額は、198億4,500万円となりました。

これは前年比5.8%のプラス、10億9,400万円の増となり、骨格予算でありながら、過去最大を更新しています。

全国的にも物価高や人件費の上昇により、予算総額が膨らむ傾向が続いています。本年に関しては、特に西部統合小学校関連事業によるものが主な要因です。

一方、本市の最重要課題でもある「人口減少対策」も待ったなしの状況が続いています。骨格予算とはいえど、必要な事業は予算化いたしました。

先に述べました結婚を支援する仕組みに対して予算化を行い、また、「しまねかみあり国スポ」開催に向けた費用を当初予算で計上しました。

併せて、特別会計3会計及び水道、下水道の地方公営企業2会計についても、所用の額を計上しています。

 

令和7年度補正予算の概要について

今補正予算においては、例年行う各事業の決算見込み等による事業費及び財源の調整に併せ、国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用し、市民一人当たり20,000円の地域応援券を配布する予算を計上しています。

 

終わりに

以上、令和8年度における主な施策や課題について述べさせていただきました。

さて、今年は1926年の昭和元年から数えて100年となる節目の年です。平成、令和と昭和は少し遠くになりましたが、本市では昭和の世代の方が一番多くいらっしゃいます。

戦争、高度経済成長、文化の変遷、激動の時代を駆け抜けた先人たちの努力と築き上げられた礎の上に今日の我々の暮らしがあることを忘れてはなりません。

近年は、人口減少、少子高齢化の進展、気候変動、災害の激甚化など昭和の時代とは異なる多くの課題に直面しています。過去の教訓を踏まえつつも、目の前の課題解決に向け、第6次江津市総合振興計画に掲げた施策、事業を推し進め、次の世代に希望あふれる江津の未来を切り拓くために全力で取り組んでまいります。

どうか力強いご理解、ご協力をいただきますようお願いいたしまして、施政方針とさせていただきます。

 

備考

アクセシビリティ向上のため、原文の表現を一部変更して掲載しています。