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令和2年度から学校給食費を改定します
江津市では、より安全安心で、かつ児童生徒の健全育成を支えるため、地産地消の推進に即した給食提供に努めています。
しかし、近年の物価の高騰や天候不順による食材費の変動により、現行の給食費では、目指している献立内容の維持が困難になっています。
このため、令和2年4月から、給食費を下記のとおり改定することになりました。
保護者の皆さんのご理解とご協力をお願いいたします。
給食費の改定額
小学校の給食費、中学校の給食費ともに、1食あたりの単価が5円アップとなります。
小学校の給食費
1食あたりの単価(税込)
改定後275円(現在270円)
月額(目安)
改定後5,500円(現在5,400円)
中学校の給食費
1食あたりの単価(税込)
改定後310円(現在305円)
月額(目安)
改定後6,200円(現在6,100円)
※月額は、月20日と仮定して、1食あたりの単価×20日で計算しています。
学校によって、月ごとの給食費の徴収方法は異なります。月額は目安です。
給食費を改定する理由
給食の主食(ごはんやパンなど)と牛乳の価格が上昇したことにより、副食費(おかずや汁物、調味料など)を減額することで調整し、これまで給食を提供してきました。
しかし、副食に係る食材費も物価等の高騰により上昇しています。
現行の給食費では、献立の多様性や質、そして児童生徒の成長に必要な栄養価を維持していくことが難しくなってきました。
現行のまま、現在の給食費で据え置きを継続すると、国産品を基本とする食材の調達や地産地消の推進など、安全安心で栄養バランスのとれた豊かで魅力ある給食の提供が難しくなります。
また、食育の観点からも給食のよりいっそうの充実が望まれることから、今回給食費の改定を行うこととなりました。
参考
給食費(単価) | 主食費 | 副食費 | 牛乳代 | |
---|---|---|---|---|
小学校 | 270円 | 31円 | 185円 | 54円 |
中学校 | 305円 | 40円 | 211円 | 54円 |
給食費(単価) | 主食費 | 副食費 | 牛乳代 | |
---|---|---|---|---|
小学校 | 275円 | 33円 | 187円 | 55円 |
中学校 | 310円 | 42円 | 213円 | 55円 |
- 主食費とは、米飯、パン、麺類などの費用です。
- 副食費とは、おかずや汁物などの調理にかかる費用です。野菜、肉類や魚類などの購入費用が該当します。調味料や油の費用も含みます。
給食費は何に使われているの?
全額食材費に使われています。
食材費以外の人件費、施設の修繕費や光熱水費などについては、すべて市が負担しています。
今回の改定した給食費は、児童生徒へ提供している献立の食材費にすべて充てられます。
給食費とは?
学校給食を調理し提供するためには、食材費のほかに人件費や光熱水費などの管理運営に必要な経費がかかります。
法律(学校給食法および学校給食法施行令)では、学校給食に必要な経費のうち、次の2つの経費を学校の設置者(江津市)の負担とし、それ以外の経費を保護者の負担とすると定めています。
- 学校給食に従事する職員の人件費
- 学校給食の実施に必要な施設や設備の修繕費
文部科学省によると、設置者が負担する経費を、保護者の負担とすることはできませんが、食材費や光熱水費などは、設置者が給食費を補助することができます。
このため、江津市では、上記の2つの経費のほかに備品や消耗品の購入費、光熱水費、給食の配送にかかる費用なども市が公費で負担し、食材費のみを「給食費」として保護者に負担をお願いしています。
給食費の改定はどうやって決まったの?
校長やPTA会長などで組織する「江津市立学校給食センター運営委員会」を令和元年8月21日に開催し、教育委員会から令和2年度学校給食費について諮問し、審議を行いました。
運営委員会において、慎重に審議した結果、改定について妥当であると結論し、教育委員会に答申がなされました。
教育委員会では、答申内容を十分に尊重し、同年10月2日開催の「江津市教育委員会定例会」において最終決定しました。
議事録および資料
議事録
諮問書・答申書
給食費の改定で納付が厳しくなる場合はどうしたらいいの?
経済的な理由により給食費の納付が困難な場合、給食費や修学旅行費などを教育委員会が援助する制度(=就学援助制度)がありますので、学校へご相談ください。
就学援助制度については「令和2度(2020年度)就学援助制度のご案内」のページをご確認ください。