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「緑のカーテン」にチャレンジ!

掲載日:2019年10月2日更新
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緑のカーテンとは

ゴーヤやアサガオ、ヘチマなどのつる性植物を窓の外や壁面に張ったネットなどにはわせて、カーテンのように覆ったものを「緑のカーテン」といいます。

この葉っぱでできた自然のカーテンは、見た目にも涼しく、窓から入り込む夏の強い日射しを和らげ、室内の温度上昇を抑えてくれます。そのため、エアコンの使用を抑えることができるので、地球温暖化防止に大変効果的です。

家庭でも手軽にできる緑のカーテン。皆さんもぜひ作成してみてください。

松田さん 緑のカーテン 写真

涼しさの秘密

1.窓からの日射の侵入を防ぐ!

十分に葉が茂った緑のカーテンは、日射しの熱エネルギーの約80%をカットする遮へい効果があるといわれています。すだれの遮へい率が50~60%程度とされていることからも、いかに緑のカーテンが優れているかが分かります。

家の中 緑のカーテン 写真

2.葉の蒸散作用で放射熱を抑える!

植物は水を吸い上げ、葉から水分を蒸散させます。その時に気化熱を奪うことで葉の温度上昇が抑えられます。緑のカーテンは日陰をつくるだけでなく、室内への放射熱も抑え、打ち水のような効果をもたらしてくれるといわれています。

ゴーヤの葉 写真

3.家の周囲の表面温度を抑える!

強い日射しで表面温度が高くなった窓付近の地面や壁、ベランダ、エアコンの室外機などから熱が放出されるのも暑さの原因となります。緑のカーテンで多くの部分を日射から遮ることで、放射熱の発生と進入を抑えることができます。緑のカーテンを設置している室内は、していない室内より最大で3.8度、平均でも1.7度室温が低かったというデータもあります。

緑のカーテン 写真

「ゴーヤ」の緑のカーテンの作り方

ゴーヤは葉の形がカエデのようで柔らかく、風が吹くと揺れるので癒し効果、清涼感があります。また、ヘチマなどに比べて室内も明るめなので、初心者の方はゴーヤの緑のカーテンを作成することをおすすめします。

4月 ~種をまく、土をつくる~

種の準備をする、ポットに植える

種の外皮は硬くて水が浸透しにくいので、一晩ほど水に浸しておきます。ビニールポットに数粒ずつ、種をまいた上に約1cmの厚さの土をかぶせて水をあげます。20℃以下では発芽しないので、気温が高くなってからまくのがポイントです。

※種から育てることもできますが、初心者の方は苗から育てることをおすすめします。ゴーヤの苗 写真

園芸用の土を準備する

30cmほどの深さがあるプランターに、底が隠れるくらいの鉢底石を敷き詰め、土(完熟たい肥・石灰・培養土)をほぐしながら、ふんわりと入れます。土はプランターいっぱいに入れず、ウォータースペースを2~3cmほどとりましょう(水やりの時に土や水が流れ出ないようにするためです)。

※大きめのプランターを選びましょう(長さ60cm以上、幅30cm、深さ30cm以上が目安です。また、1株植えなら約30ℓ、2株植えなら約50ℓの土を目安にします。1株当たりの土の量が多いほど水やりの手間が省けます)。

5月 ~プランターに植えかえ~

プランターに移す

芽が出て本葉が2~3枚出てきたら、元気のないものは間引きします。根が傷むので引き抜かずに根元をカットしましょう。ポットの底から根が出てきたら、吸水させ、根を傷つけないように20cm間隔で土ごとプランターに植え替えます。植え替えたら周りから土を寄せて軽くおさえます。

ネットはつるが伸びる前に張る
  • まっすぐにピンと張ることで、つるが巻き付きやすくなります。張り具合を時々チェックしましょう。
  • 園芸ネットは網目10cmのサイズが風も比較的通りやすく、手入れもしやすくておすすめです。またこのサイズだとつるも巻き付きやすく、葉が風で傷みにくいです。
  • アサガオは垂直ネットでもまっすぐ上りますが、ゴーヤはネットを斜めに設置しないと上れません。
  • 窓だけでなく、窓の周囲の壁や地面にも日陰を作り、熱を発生させる面をカバーするように設置するのが涼しさのコツです。

ネット 写真

6月 ~発芽、成長~

誘引する、摘芯する

つるは柔らかいので、丁寧に広げるようにして、うまくネットにからめます。親づる(中心の一番太い茎)が1mくらいに達するまでに(もしくは本葉が8枚くらいになったら)、その先を2~3cm切る(摘芯)ことを繰り返します。そうすることで、子づるや孫づるが元気に育ち、ネットを覆っていきます。ネットの両脇まで届いたつるは切ってもかまいません。ゴーヤの雌花は子づるに多くできる習性がありますから、真夏の高温期までにしっかりと成長させ、葉がたくさん茂っている状態にすることがポイントです。

水を与える

プランター栽培のゴーヤの一番の命は水です。ゴーヤは根からたくさんの水分を吸い上げます。苗が小さい5月~6月に水をやりすぎると根腐れするので注意します。7月になると1日1回、朝か夕方に「たっぷり」与え、8月~9月は必要に応じて1日2回朝夕に水を与えます。特に7月以降はプランターの下の穴から水が出てくるまで十分に与えてください。

水やりのタイミングの目安は?

割りばしなどの棒を土にさしてみて、湿った土がくっついてこない、あるいは土をつかんで強く握った時に、団子状に固まらずにバラバラと崩れてくるようなら、水やりをします。

防虫する

市販の植物保護液、活力剤が最適です。

古い葉は害虫やカビが発生しやすくなるので取り除きましょう。葉の裏に土がつくと病気になりやすくなるのでモミガラやワラなどで土を覆い、土の跳ね返りも防ぐようにします。

7月 ~開花、結実~

交配する

ゴーヤは雄しべが先に咲き、雌しべは後から咲きます(最初は雄花1に対して雌花10~20の割合)。花は1日でしぼむので、開花日が受粉日となります。確実に受粉させるには、雄しべを手で取って雌しべに受粉させると良いです。すると、翌日には雌しべの花びらは落ちてゴーヤの赤ちゃんが育ち始めます。ちなみに、受粉していないと雄しべ、雌しべが共に落ちます。

肥料を与える

花が咲いて実がなる頃から1か月に一度肥料(固形)を与えるとよいでしょう。株の根元にまくと肥料焼けしますので、根元から離して一握りを与えましょう。

8月~完成、収穫~

完成!

ゴーヤの葉や花は明るいほうへ向いて広がりますが、実は内側のかげの方にできます。村川様 緑のカーテン 写真

収穫

ゴーヤはビタミンCが豊富に含まれており、風邪の予防や疲労回復、肌荒などに効果的です。また、ゴーヤ独特の苦み成分(モモルデン)は肝機能を高め、食欲を増進し、血圧をコントロールしてくれます。

ゴーヤの実 写真

ワンポイントアドバイス

緑被率70%を目指しましょう

緑のカーテンで涼しく過ごすために大切なのが、緑被率を高めることです。理想的なのは、半分以上が葉で覆われている緑被率70%以上の状態。葉がしっかり覆い茂ることで、直射日光が遮られることにもつながります。緑被率70%を目指して成長を促すためには、日ごろのお手入れが欠かせませんが、水・肥料を適切に与える以外には、摘芯とつるの誘引が大切です。

よしず・すだれを併用しよう

場所によっては開放的に窓を開けておくことができなかったり、家の中が見えることに抵抗を感じる人も多いのではないでしょうか。そんな時は緑のカーテンとよしず、すだれを併用しましょう。外から家の中が丸見えにはならずに涼しく過ごせるだけでなく、気温が上昇し暑くなる梅雨明けまでに日かげを作るというメリットがあります。窓を覆い隠すようによしず、すだれ、緑のカーテンを設置することで、夏場はとても気持ちよく過ごせます。

良い位置にカーテンを設置しましょう

葉はあるけど、ぜんぜん涼しくならないという方は清涼効果を出すために良い位置にカーテンの設置をしなければなりません。窓際にぴったりとはわせるのではなく、軒下やベランダの窓から少し余裕を持たせて設置します。こうすることにより、体感温度を1.5度程度下げることも可能です。

カーテンの役目を優先させ、葉を茂らせる方法

実の収穫よりも葉を厚く茂らせるには、つるの生長を最優先させます。そのためには本葉が8枚ごろに1回目の摘芯をします。手で葉先を切り落とすだけでよいでしょう。草丈が1mくらいになるまでは、実がならないように雌花を切り取ります。はみ出たつるは切り、それにより子づるも摘芯した形となり、その下の脇芽(孫づる)が伸びて子づるの間を埋め、葉が茂り密になります。

実を優先してたくさん収穫したいときの方法

実の収穫を優先したいときは、1回目の摘芯は本葉が4~5枚の時に行います。親づるの先は手で落とします。子づるは上の方が生長には勢いがあります。上から3本の子づるを残し、下の方の子づるは摘み取ってしまいます。また、端のネットからはみ出す子づるは切り落とします。実が成り始め、収穫したらそのつるは切り落とします。こうすることにより、日当たりが良くなり脇芽(孫づる)の生長が早くなり、新たに雌花が咲きやすくなります。購入苗の場合は活着後(約1週間)に摘芯します。植え付けと同時に摘芯すると、株がダメージを受け、その後の生長が遅れることもあるので注意しましょう。

江津市、江津市地球温暖化対策推進協議会の緑のカーテンに関するこれまでの取組み

ゴーヤ、アサガオの種配布

市内の各種団体にゴーヤ、アサガオの種を無料配布しています(平成22年度から現在まで)。

ゴーヤ、あさがおの種 写真

ゴーヤの苗配布

市内スーパーの前でゴーヤの苗の無料配布をしています(平成30年度から現在まで)。

苗配布の様子 写真

緑のカーテン講習会の開催

JA職員を講師にまねき、緑のカーテンづくりに興味がある市民・事業者の方を対象に「緑のカーテン講習会」を開催しています(平成25年度から現在まで)。

緑のカーテン講習会の様子 写真 その1  緑のカーテン講習会の様子 写真 その2

講習会参加者が作成された緑のカーテン写真

令和元年度 緑のカーテン写真

市内各施設での緑のカーテン普及活動

市役所本庁舎をはじめ、支所、保育所、小学校および高齢者福祉施設などで緑のカーテンを作成しました。保育所、小学校ではJA職員指導の元、緑のカーテン設営を行いました(平成24年度から平成26年度まで)。

緑のカーテン 小学校で植え付けの様子 写真  緑のカーテン 保育園で植え付け 写真

学校の緑のカーテン 写真  保育園 緑のカーテン 写真

緑のカーテン写真展示

市役所庁舎、パレットごうつなどで緑のカーテン写真展示を行っています(平成29年度から現在まで)。

庁舎の展示 写真  パレットごうつ 緑のカーテン 展示 写真

参考サイト

環境省 グリーンカーテンプロジェクト<外部リンク><外部サイト>