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まごころ市山の概要

掲載日:2017年7月19日更新
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まごころ市山 地域づくり計画

地域の将来像(基本理念・キャッチフレーズ)とその考え方

基本理念

地域住民ひとりひとりが地域の一員と自覚し、それぞれが出来る範囲で役割を持つことで、助け合い、 ふれあい、持続可能なコミュニティを構築していく。

キャッチフレーズ

ふれあいと思いやりで繋がる、明るい市山

地域の現況と課題

人口・世帯の状況(平成27年12月末現在)

  • 人口 754人
  • 男 354人
  • 女 400人
  • 世帯数 307戸
  • 65歳以上 169人
  • 高齢化率 35.68%

地域の特色(歴史・文化・伝統行事など)

旧市山小学校の校歌で「空にそびゆる城山や」「水いさぎよき八戸の川」と歌われたように、市山の屋根「城山」と大河「八戸川」は市山の景観の象徴です。
桜江町誌によると、中世、城山の頂上に市山城が営まれていました。
市山城は、康永元年(1342年)桜井荘、市山地頭天野蔵人道兼の築城から、永禄3年(1560年)毛利攻めで当代城主天野筑後守重貞討死、城落までの218年間、石見七城の一つとして南北朝争乱、戦国期の攻防戦にその名をとどめました。
校歌で「高きは我らが望みなり」と歌われたとおり、城山は市山の誇りである。

八戸川は、市山を南西から北東に貫いており、右岸に江尾、今田、左岸に市山、後山と2集落ずつが位置しています。
校歌に「清きは我らが心なり」とあるように昔は飲んでも差し支えない清流であり、優雅な景観で人々を和ませてきました。
井上小平次の今田井堰に代表されるように、先人の功績により灌漑用水として利用されてきました。

反面、ひとたび長雨が続くと暴れ川に転じました。
昔からほぼ10年周期で大水害を引き起こしてきました。平成25年(2013年)8月の災害が記憶に新しいところです。

文化面では、昭和54年(1979年)に国の無形文化財に指定された「大元神楽」があります。
「大元信仰」に由来するこの神楽は、市山界隈では、いつまでも大切にしたい「神楽の原点」です。
本指定には、市山八幡宮宮司にして民俗学者 牛尾三千夫師の強力な支援に因るところが大でありました。

このような誇るべき自然・歴史・文化をもつ市山地区も、少子化・高齢化の波に押し寄せられています。
公共施設や道路網の整備も進みつつあり、事業所も漸増中ではあるが、地域の維持発展には、まだまだ道遠しであります。

U・Iターン等強力に推進する必要があります。
地域コミュニティ推進による市山地区の大いなる発展を期待するところです。

地域の資源や魅力

市山といえば、「大元神楽」が有名です。
神がかり託宣の古儀が伝承されており、国指定の重要無形民俗文化財として古式を残した形で継承されています。
地域内には3団体があり、それぞれ集落ごとの特徴を兼ね備えた舞が継承されています。

もう一つの国指定文化財、名勝「千丈渓」は約4km2つの町にわたって曲折する長大な渓谷です。
滝と淵の連続が特徴的で24景の景勝が四季折々に堪能できます。
植物や昆虫など希少な生物などもあり、県立自然公園としても指名されています。

今田地区には、島根県の天然記念物に指定されている「大ケヤキ」があります。
樹齢400~500年とされ、岩盤の上に根続きの6つの幹からなっており、周囲は8.6m、根の周りは20mにもなります。
八戸川にかかる鮎観橋のたもとにあり、今田地区の水田灌漑用水の取水口となっていることから、古くから水神様が祀られており「今田水神大ケヤキ」と言われています。

弥治右衛門神社、今田の首塚、岩や権現、旧石州銀行など、まだ多くの史跡などがあり、それらのいわれや歴史なども含め後世に残していく必要があります。
また、地域外の交流等にも活用できるコンテンツと考えます。

産業では、農業「米作り」や八戸川の氾濫等で出来上がった土地でゴボウや長いも、ネギなどが生産されています。
また、林業や土木建築業、製造業など事業所が多く、他地域から通勤してくる人も多いです。
これらの人々を地域に定住できるような活動を、人口の増加に向けて官、民、協働で勧めていければよいと考えます。

地域に発生する問題や困りごと

市山地区も人口減少、少子高齢化により多くの課題が山積しています。

高齢化による問題

高齢化などにより、農業の担い手が不足し、ますます耕作放棄地が増加していく可能性が高い状況です。
地域での草刈り等も若い世代が地域外へ働きに出ており、少ない引き受け手に負担が多く、早急に有償ボランティア制度を整備していく必要があります。
また、耕作放棄地が多くなると景観の悪化だけでなく、近隣の農地に有害鳥獣等の被害が及ぼすため、その対策も早急に進めなければなりません。

空き家対策

市山の中心地では特に通常空き家になっている家が増えています。
年1~2回程度帰省する際のために親戚が管理を依頼されており、貸出にも消極的です。
家の持ち主、親戚等も高齢化が目立ち、所有者の理解を得ながら活用等も考えていく必要があります。

災害対策

平成25年の豪雨災害にあるように八戸川の支流、玉川、日和川等の改修などの対策が急がれます。
平成25年の大災害も30年ぶりと、災害体験をされた人は高齢となり、若い世代は初めての経験となったため、避難経路の確保や高齢者の避難誘導、住民の災害意識を向上させる取り組みが必要です。

高齢者の見守りなど

地域内でも高齢者の一世帯、高齢者のみのふたり世帯が増加し、隣近所での見守りや生活面(買い物や草刈り、重労働等)でのサポートが必要となります。
高齢でも元気で過ごせるよう、ひきこもり防止、介護予防教室、生涯スポーツ等への参加を促進するなどの取り組みも積極的に進めていきます。

このほかの問題や困りごと
  • 伝統芸能、後継者の育成
  • 若い世代も多くいるが高齢者と若い世代などが交流する機会が少ない。
  • 小学校の合併後、スクールバスでの通学で子供が限られた大人としか関わりがなく、多くの大人も子供への関心が薄れてきている。
    市山の将来を担ってくれる子供たちを地域全体で育てていく意識を高め、子育て世代へアピールしていくことで、定住促進にもつなげたい。

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