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古文書(こもんじょ)をお持ちですか?
古文書を捨てないでください。
古い家や蔵などを片付け、古文書を見つけた場合、江津市にご連絡ください。
古文書は、書かれた時代を知る貴重な史料です。内容を調査させてください。
例えば、「江の川」「神楽」「たたら(製鉄)」「石見焼」など、江津市の特徴的な文化について書かれたものは、他のまちに同様のものが無く、大変貴重な史料です。
古文書って何?
古文書ってそもそもどんなもの?
時代劇のドラマなどで見るような、筆(墨)を使って和紙などに字が書かれたものです。
例えば「手紙」だったり、「日記」や日々の「記録」、商売で使う「大福帳」なども古文書と言えます。書かれている素材も和紙だけではなく、木や布だったりします。
手紙 句集(市指定文化財『としみくさ』)
古文書の調査内容
古文書は、以下のような調査をします。
・いつ頃書かれたか
・誰が書いたか
・誰に向けて書かれたか
・何のことが書かれているか
大量な資料を預かった場合、この調査に何年もかかることもあります。
江津市での整理状況
現在、江津市には整理できていない古文書が大量にあり、その整理には百年以上かかると推計しています。もしかすると、今後はボランティアさんにお願いすることも検討していかなくてはいけません。
また、所有者の方とは、定期的に連絡を取り、突然無くなっていたという状況を防ぎたいと思っています。
市で保管している古文書は、虫に食べられてしまわないように、衣料用の防虫剤と一緒に保管しています。
各家での保管においても、防虫対策はぜひお願いします。
整理した古文書のうち、市が所有する古文書や所有者の許可を得た古文書は、古文書講座などの学習活動に使用しています。