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外国人3分間スピーチコンテストが開催されました

掲載日:2020年12月25日更新
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コンテストのスピーチの内容をご紹介!

11月8日日曜日にパレットごうつで「アジアフェスタ@ごうつ2020」が開催されました(主催 GOTO☆ワンハート、一般社団法人江津青年会議所)。
イベントの中で、外国人3分間スピーチコンテストが行われました。

江津市と近隣市の外国人住民10人が参加し、日本に来てわかったこと、江津市やそれぞれの住む町のいいところなどをテーマに、日本語でそれぞれの想いを語りました。
受賞者のスピーチを紹介します。

最優秀賞  グエン チ リン さん

「ワンハートに参加したいですか?」
大きな体の日本人が、私に言いました。3年前の夏まつりに行った時のことでした。

日本に来たのは、冬でした。寒くて、暗くて、とてもいやでした。日本語も、わからず、仕事を、教えてもらっても、言葉がわかりません。意味がわからないくせに、わかったふりをして、なんども、仕事をまちがえました。買い物に行って、油とお酢をまちがえて買ったこともありました。
だから、どこにも出かけず、仕事ばかり…つらくて、さみしくて、かなしくて…「ベトナムに帰りたい」と思いました。

そんな時、近所で夏まつりがありました。行ってみて、びっくりしました。ベトナム人がやっているお店があったんです。
みんな、笑顔で、とても楽しそうでした。それはベトナム人と日本人がいっしょに日本語を勉強したり、いろいろな活動をしている「ごうつワンハート」というグループでした。「私も、いっしょに笑いたい!」と思いました。
そうしたら、そこにいた、体の大きな日本人が私のところに来て言いました。
「みんなといっしょに日本語を勉強したいですか?ワンハートに参加したいですか?」
「自分のチャンスだ」と思って、「はい!やりたいです!」とこたえました。

それからは、私の生活は、とってもかわりました。
毎週、日曜日に、みんなと一緒に日本語の勉強をして、お花見、浴衣、いちごがり、バーベキュー…私の日曜日は、とても忙しくて、楽しくなりました。
特に、楽しかったのは、日本人といっしょに、ベトナム料理を作って食べる交流会です。ベトナム料理を食べて「おいしい!」って、言ってくれたからです。料理で、ベトナムのことが大好きになってもらえたから、私の心はウキウキ、うれしくなりました。

ワンハートとの出会いのおかげで、日本人と話ができるようになりました。日本に来ているみなさん、困っていることが、たくさんあると思います。
でも、自分のため、家族のため、将来のため、あきらめずに頑張ってください。
わたしがワンハートと出会ったように、皆さんも、すてきな出会いが、きっと、あると思います。ご清聴ありがとうございました。

ベストスマイル賞  レ チ カム さん

私はカムともうします。
去年の6月に、日本に来ました。最初、日本に来た時、一人暮らしはさみしかったです。家族とはなれて、友達もいないし、日本語もまだ話せなかったんです。
だから、毎日仕事だけをして、帰って誰にも話しませんでした、ほんとにベトナムに帰りたいと思いました。

しかし、ある日、ワンハートを紹介してもらいました、それ以来、生活が変わりました。
ワンハートでは親切で、熱心な日本人が、日本語を教えてくれて、生活のことも手伝ってくれました。日本のお祭りに参加できて、浴衣を着て、花火を見て、色々いい体験をしました。
さらに、日本人とも交流して、友達が出来たので嬉しかったんです。

でも、最近困ることも起こりました。群馬県に住んでいるベトナム人が、悪いことをしました。ブタや、ニワトリや、くだものを、たくさんぬすみました。同じベトナム人として、とても、はずかしいことです。
このニュースをきいた日本人は、いいます。「ベトナム人は、悪いことする。ベトナム人は、なにをするか、わからん。ベトナム人は、こわい。」
私は、とても、くやしいです。かなしいです。
でも、私たちは悪いことをしに日本にきたんじゃないです。毎日、仕事をがんばって、日本語も勉強して、いいことをしたいです。ブタ肉や、くだものは、キヌヤとか、ゆめタウンで、買っています。
いま、日本にはベトナム人が、やく41万人、すんでいます。だから悪い人もいるかもしれないけど、みんなは、いっしょうけんめいがっばっています。

日本人のみなさん、私たちは日本人と友達になりたいです。日本人と一緒に楽しく暮らしたいです。
以上です。ご静聴どうもありがとうございました。

スクスク賞  レ リン フォン さん

皆様こんにちはフオンと申します。私
のスピーチのテーマは江津市の暮らしについて考えたことです。よろしくお願いいたします。

私がまだベトナムにいた時、インターネットで調べて日本の都市を見ました。その時私の印象として日本は車が多くて、大きなビルもたくさんあって、とても便利だと思いました。
日本に行ったら賑やかな暮らしになると思いましたからすぐに行きたい気持ちになりました。
しかし、初めて日本に来た時、迎えに来た社⾧に江津市まで連れてもらって、すごくショックでした。
大きなビルが無いし、人も多くない。静かな町を感じました。渋滞がほとんどなかったし、信号を待っている大勢の人もいなかった。ベトナムで感じた以上の感激はなく、正直に言うと少し物足りない気持ちでした。

けれど時間が過ぎて、だんだん江津の生活に慣れて来ました。
ある日いつもより早めに起きると鳥の声が聞こえました。素敵な声だと思いました。

そのおかげで、私は積極的なことを考え始めました。冬の日は寒いですが、始めて雪を見て気持ちがよくなりました。
そしていい天気の日には海岸でとても綺麗な夕日が沈むのが見られます。特に寒くなると紅葉が見られます。いい景色だなあと感じました。

その上江津の人と一緒に日本の文化を体験して楽しかったです。いつもお世話になります。ありがとうございます。
いつの間にかこの町の暮らしが好きになっちゃった。
それで江津市にもっと⾧く住みたいと思いました。

江津市は皆が親切だし、天候も良いし、台風とか地震とかあまりないところだと思いました。
今は日本と言えば江津の良い暮らしが頭に浮かんで来ます。東京の景色とか富士山とか忘れてしまいました。
皆さんは江津市の暮らしについてどう思いますか?私の意見と同じですか?
これからも皆さんと一緒にいい時間を過ごしたいと思います。よろしくお願いいたします。

これで私のスピーチは終わらせていただきます。ご清聴どうもありがとうございました。

コンテストの様子

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