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江津市住生活基本計画(第2次住宅マスタープラン)
計画策定の背景の目的
本市は、平成16年3月に『江津市住宅マスタープラン(調査編・計画編・ストック活用計画編)』を策定し、地域の実情に応じた建築住宅施策の実施に取り組んできました。
このたび、住生活基本法第7 条に定める地方公共団体の責務として、住生活基本計画の全国計画および島根県住生活基本計画に即し、平成19年3月に策定された第5次江津市総合振興計画を上位計画とし、江津市都市計画マスタープランをはじめとする関連する江津市の各種計画との整合を保ち、合併した桜江町を加えた新江津市の社会情勢や住宅事情等を考慮して、今後の住宅整備の方針や住環境整備の方向などを計画的・総合的に展開していくために、江津市住生活基本計画として見直しを行いました。
計画の位置づけ
本計画は、住生活基本法にもとづく『住生活基本計画(全国計画)』、『島根県住生活基本計画(第3次島根県住宅マスタープラン)』および『第5次江津市総合振興計画』、『江津市都市計画マスタープラン』などの上位関連計画を踏まえ、各種住宅施策の展開方向を示します。
本市の住宅施策の基本的な考え方を示すものと位置づけられています。
計画期間
前計画を引き継ぎ、平成22(2010)年度から平成30(2018)年度の9年間とします。
なお、計画期間中においても、社会経済情勢の変化に伴い、住宅施策の見直しを必要とする場合には、適切、計画の見直しを図ります。
※令和2年3月に計画期間を5年延長し、令和6年(2024)年度の15年間としました。
江津市住生活基本計画(第2次江津市住宅マスタープラン)(追補) [PDFファイル:103KB]
計画の内容
江津市の現状、高齢者と若者の居住意向を把握し、住宅・宅地の供給量等の目標を検討したうえで、住宅政策上の課題を整理しています。
また、江津市の住宅需要の見通しを立て、市営住宅の活用に向けた課題と目標、整備水準を設定し、今後の活用(建替)計画を定めています。
それらを踏まえて、江津市の地域性、個性を生かした魅力ある住まい・まちづくりを目指し、住宅施策のテーマを『甍(いらか)が映える 住み続けたくなる 江津の住まいづくり・まちづくり』と設定し、4つの住宅施策の目標と11の基本施策を定め、江津市を6地区に分けた展開方向を定めています。
さらに緊急性・実現性の高いものとして7つの重点施策を定めています。
住宅施策のテーマ
甍(いらか)が映える 住み続けたくなる 江津の住まいづくり・まちづくり
施策目標
- 安全・快適で個性豊かな住まいづくり・まちづくり ~江津らしさの継承~
- 老若ともに住みやすい住まい・まちづくり ~少子高齢社会への対応~
- 住んでみたい・住み続けたい住まい・まちづくり ~定住条件の確立~
- パートナーシップの住まい・まちづくり ~住まい手・つくり手との協働~
基本施策
- 既成住宅市街地における住環境整備の促進
- 自然災害に弱い住まいの解消
- 赤瓦のあるまち並み形成の促進
- 地区特性を活かしたまちづくりの促進
- 高齢者等が安心して住める住まいづくりの促進
- 安心して子育てできるまちづくりの促進
- 公共賃貸住宅の計画的な整備
- 定住促進住宅・宅地の整備
- 計画的な市街地整備の誘導
- 市民の手による住まい・まちづくりの活動支援
- 市民等に対する住情報提供、住教育の推進
重点施策
- 狭あい道路(二項道路)の拡幅整備誘導
- 住環境整備の促進
- 市街地整備と連携した公的住宅の整備
- まちづくりの先導的役割としての公的宅地開発の促進
- 水防災対策事業の推進
- 赤瓦(石州瓦)の利用促進
- 歴史的まち並みの活用