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二宮地域コミュニティ交流センターの歌碑
掲載日:2020年8月17日更新
二宮地域コミュニティ交流センターの歌碑
この交流センターは二宮町の生涯学習の拠点として平成9年に建設されました。
二宮町は恵良姫の生誕の地と言われており、歌碑は地区民の熱意により平成10年に建立されました。
碑文は君寺の歌碑の揮毫者と同じ京都女子大学名誉教授清水克彦先生の筆によるものです。
「依羅娘子生誕伝承の里」裏面には地元の山藤朝之氏の揮毫で2首が刻まれていますが、これは人麻呂の死を知った依羅娘子がその驚きと悲しみを詠んだものです。
人麻呂を想い、慕い、そしてまた、立ちのぼる雲を見るとあなたが偲ばれます。そんな姫の気持ちが表されています。
碑文(万葉集 巻2-224)
今日今日と わが待つ君は 石川の 貝に交りて ありといわずやも
意訳
今日は今日はと、わたくしが待っているあなたは、石川の貝にまじっているというではありませんか。
碑文(万葉集 巻2-225)
直の逢ひは 逢ひかつましじ 石川に 雲立ち渡れ 見つつ偲ばむ
意訳
直にお逢いすることはもはやできないでしょう。石川に雲よ立ち渡れ、その雲を見ながら、あなたをお偲びしましょう。
関連リンク
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