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腸管出血性大腸菌による感染症に注意しましょう!

掲載日:2023年7月10日更新
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5月下旬以降、県東部を中心に腸管出血性大腸菌感染症の患者が発生しています。

これから本格的な夏を迎え、気温の上昇とともに細菌の繁殖が活発化することから、感染症や食中毒の発生に注意が必要です。

下痢、腹痛及び血便などの腸管出血性大腸菌感染が疑われる症状を発症した場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。

腸管出血性大腸菌について

大腸菌は家畜や人の腸内にも存在し、ほとんどのものは無害ですが、このうちいくつかのものは、下痢などの消化器症状や合併症を起こすことがあり、病原大腸菌と呼ばれています。その中には、毒素を産生し、出血を伴う腸炎や溶血性尿毒症症候群を起こす腸管出血性大腸菌と呼ばれるものがあります。代表的なものは、「O157」で、そのほかに「O26」や「O111」が知られています。

主な症状

約3~8日の潜伏期間をおいて、頻回の水様便、激しい腹痛、著しい血便など

また吐き気や発熱を伴うこともあります。

食中毒予防の3原則

​細菌やウイルスを「つけない」「増やさない」「やっつける」を守ることが大切です。

予防法

  • 調理前や盛り付けするときなどは、手洗い・消毒をしっかりしましょう
  • 肉や魚の汁が、生ものにつかないようにしましょう
  • 調理器具は、洗浄・消毒をし、しっかり乾燥させましょう
  • 食品は、冷蔵庫の温度10℃以下、冷凍庫は-15℃以下で保管しましょう
  • 生ものは早めに調理しましょう

注意しましょう!

腸管出血性大腸菌は75℃で1分以上の加熱で死滅しますので、よく加熱してから食べましょう。

トイレのあとは、しっかり手洗い・消毒をしましょう。

子どもや高齢者などの免疫力の弱い人は、重症化しやすいので特に注意が必要です。

焼肉やバーベキューなど、自分で肉を焼きながら食べる場合も、十分加熱し、生焼けのまま食べないようにしましょう。

関連リンク先

腸管出血性大腸菌O157等による食中毒(厚生労働省ホームページ)<外部リンク>