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令和6年を迎えました。保護者の皆さん、地域の皆さん方、本年も本校の教育に対しまして、ご理解とご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。
また、年の初めにおこりました能登半島地震におきまして、被災された方々には心からお見舞い申しあげるとともに、復興に尽力されている皆さんには安全に注意されご活動されますことをお祈り申しあげます。
3学期がはじまりました。
令和5年度も最後の学期となりました。2学期末の終業式では、全校生徒一人一人がそれぞれの場で活躍したことを確認した後、そこで得たものを特別で終わらせずに、日常にしていってほしいと話しました。3学期は、次の学年につながる0学期です。皆が、安心して過ごし、笑顔になれる「あたりまえ」を共有し、自分自身も周りも長く幸せが続くように、しっかりと目標を立て、未来へのステップを踏み込んでほしいと思っています。
また、新年に立てた目標を達成するために、半年後どうなっていれば良いのか、1ヵ月後どうなっていれば良いのか、明日どうあるべきなのか、しっかりと想像力を働かせてステップを積み重ねてほしいと思います。
江津市内中学校 キャリア教育講演会
昨年、12月8日(金曜日)に江津市総合市民センター(ミルキーウェイホール)において、江津市浅利町にあるSukimono株式会社ファブリックデザイナーの平下悟子氏をお招きし、江津市中学校キャリア教育講演会を開催しました。
本講演会は、中学生のキャリア教育の一環として、江津市内の全中学生と教職員を対象に、江津市中学校長会が主催し開催するものです。今年度も江津市内の中学生一人一人が社会的・職業的に自立し、将来の生き方を考える機会になり、また、自己の生き方とふるさと江津との関わりについて考える機会となりました。
【生徒の感想の一部】
ちょっとでも気になることを始めてみたら、好きになったり夢中になったりするから挑戦することは大事だなと思いました。平下さんは、すごく行動力があって、私も平下さんのように挑戦していきたいと思いました。家の内装を変えたり、リノベーションしたり、古かった物が綺麗で前の良さも残していてすごいと思いました。デザイナーは、ファッションだけでなく、色々な物をさらに良くしたりしていてかっこいいです。昔のことは全然意味ないじゃなくて、今につながっているという話が心に残りました。大人になっても、挑戦できる人になりたいです。
今回の講演で、興味のあることは挑戦してみるということ、どんなこともやってみるという気持ちが大切だとわかりました。やりたいことがあっても、例えばスポーツだったら、「運動できないから無理~」とか勉強だったら「わからんからできん」ではなくて、とりあえずやってみよう精神が、将来の自分につながるとわかりました。
これからは、もっと自分の幅を広げてポジティブに、やってみよう精神でいきたいと思います。そして、夢が叶えられたらいいなと思います。
ほんとうの志 Php2023.7月号より
3年生は、受験真っ只中、2年生も1年生も自分の進路選択はもうはじまっています。私たち大人もですが、ほんとうに志をもって日々を過ごしているのでしょうか?Php7月号に掲載されていた巻末の言葉を紹介します。
進学の時、人生の転機を迎えたりすると、人はにわかに進路を選択しなければならないことに気付く。(中略)今更ながら、世の中は多くの人生がぶつかり合い、競り合って共存している。誰もが決めてしまった第1志望を頭上に掲げ、一歩も引きたくない思いで努力を始める。
ただ、たとえ選考に勝ち残っても、理想のキャリアに直結するとは限らない。真に自分が望む生き方に沿うかどうかが問題で、年を経るあいだにそこをきっちり見定めることができるかが大切なのである。
ともすれば人は、何をしたいかより、どちらが有利か不利かで判断してしまう。(中略)どんな生きがいを持って生きていくのか、自分のほんとうの志にいかにこだわっていくべきか。人生は長くなったが、志を得るには短い。一度の人生、必要なのはじっくり振り返る時間なのかもしれない。