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早いもので、今年もあと数日となりました。保護者の皆様、地域の皆様方には、平素より本校の教育に対しまして、ご理解とご協力を賜り大変ありがとうございました。本年度も3学期を残すのみとなりましたが、来年も皆様と一緒に江津市の宝である子どもたちを育んでいきたいと思います。それでは、よいお年をお迎えください。
「江津中学校 人権集会」
12月4日月曜日に徳島県から大湾 昇さんをお招きし、江津中学校人権集会を開催いたしました。
まずは、「知らないことは、嘘や間違いに気付かない」「知らないことは怖いことである」と言うことを心理テストを使って楽しく教えていただきました。
つぎに、小学生頃の体験談を通して、差別とは何かを教えていただきました。「差別とは、努力しても変えられない部分や変える必要がない部分に対して、悪意をもって攻撃すること、若しくは、悪意がなくても傷つけることになる行為」という言葉が印象に残りました。改めて「差別の定義」を知ったことで、「知らないことで起こる差別」が少なくなればよいと感じました。
その後は、ご自分が被差別部落に生まれ育った人生の貴重な体験を分かり易く、力強い言葉で、語っていただきました。「被差別部落で育っていることを隠していることは、最終的に自分で自分を差別していることだった。自分を差別するのはやめようと思った。」という言葉が印象に残りました。
今まで、「あること」を「ないこと」にして逃げていた自分から脱却しようと立ち上がった大湾さんの言葉は、私たちの胸に染み入りました。私は、部落差別だけでなく、私たちの身の回りにも同じようなことがあるのではないかと思いました。子どもも大人も一緒になってお互いの権利を大切にすれば、おのずと言葉が変わり、行動が変わります。そうすれば、江津中学校が、江津市が、島根県が、日本が、住みよい場所になると思いました。
【生徒の感想の一部】◆自分や身近な人との関係について見直す貴重な機会となりました。紙面の都合上、振り返りの一部を掲載いたします。
人権とか聞いたことはあったけれど、詳しく分からないし、詳しく分からないからあまり興味をもっていませんでした。だけど、今日の大湾さんの話を聴き、とても鮮明にその話の情景のようなものが頭の中に思い浮かびました。そして、今の日本にも部落差別が残っているということは、差別する人がその子孫たちに差別することを教えているからだと思いました。今までのぼくは人の趣味や行動だけでその人はこういう人だと決めつけて、あまり話さないようにしていたけれど、大湾さんの話を聴いて、「絶対に考え直さないといけない。」と思いました。たくさんの人が何かのきっかけで自分について考え直す機会があれば、時間はかかるだろうけれど、いじめや最終的には様々な差別を減らせるだろうと思いました。
「学校評価 ご協力いただきありがとうございました。」
先日は、学校評価にご協力いただきありがとうございました。初めて電子機器のフォームを使ったアンケートであったこともあってか、回答率が、50%と低く、周知の仕方等、改善の余地があると感じています。昨年度とアンケート項目は同じでしたが、ほとんどの項目で肯定率が5%以内の変化か5%以上のプラスの変化でした。
個別にもご意見をいただきました。いただいたご意見を真摯に受け止め、これからも「四方よし」の学校をめざします。1月末の学校関係者評価委員会でも話題に出し、委員の皆様にご意見を伺ったうえで、お知らせできるようにしたいと考えております。
本校は、学校だけでなく支えていただいている皆様を含めて、「ウェルビーイング」になる未来をめざしたいと考えております。
“一緒に子どもたちの明るい未来を創りましょう”
「生徒会選挙が行われました。」
12月12日火曜日に生徒会役員選挙立会演説会・投票が行われ、12月21日木曜日に生徒会の会長と副会長の認証式がありました。リーダーとして生徒会を支えた3年生の皆さん。大変お疲れ様でした。