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小川庭園

掲載日:2020年8月5日更新
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小川庭園って?

 小川庭園は室町時代(1338年~1573年)、小川家に滞在していた雪舟によって作庭したと伝えられています。

 書院の前庭として造られた上下二段式の池泉鑑賞式庭園は山の斜面を利用し、多数の名石を巧みに組み合わせた造りになっています。その中で一際目を引くのは、崖地に造られた渓谷です。三尊石を中心とした大小の平天の石は一つずつ角度を変えて立てられており、一つとして無駄のない造りになっています。

 山陰地方屈指の名園として、昭和34年(1959年)に島根県第1号の名勝に指定されました。

小川庭園2

小川庭園

 

見時

・小川庭園は四季折々で違った趣を感じることができます。

・雨が降って石が濡れ、黒光りしている様子は大変趣があります。

小川家とは

小川家の祖先

 小川家は和気清麻呂を遠祖とし、初代は平安時代の942年生まれです。 朝廷に代々仕えた家柄でした。

 承久の乱において当時の和気十郎良忠は後鳥羽上皇側で戦い、敗れました。そして、後鳥羽上皇は隠岐に流刑になりました。和気十郎良忠は上皇を救うため、出雲・石見を転々とし、現在の和木町に土着したとされています。

和木将軍

 小川氏が現在の和木に住み始めたころ、その地は未開拓だったと伝えられています。小川氏はこの地を拓き海路を整えて和木村を開発しました。そのため、「和木将軍」や「一浦将軍」と呼ばれ、敬われました。江戸時代には代々和木村の庄屋兼浦年寄りを勤め、歴代の浜田藩主とも交流があったとされています。

有名な小川庭園

 小川庭園には、昔からたくさんの名士が訪れており、室町時代には雪舟、江戸時代には因幡二十二士(幕末の志士)、浜田藩主などがいます。

和木町の「和木」は小川家からきている?

  現在の江津市和木町は小川家の本姓であった、「和気」にちなんだものとされています。

(参考:江津市誌編纂委員会 昭和57年 『江津市誌 下巻』 江津市)

観覧のご案内

所在地

 島根県江津市和木町165

小川庭園の配置図

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※住宅には絶対入らないでください

開園時間・休園日等

午前9時から午後5時(定休日:毎週水曜日)

※事前に電話での予約が必要となります。

※入園の際は門に設置されているインターホンを鳴らしてください。

電話番号:0855-53-1213

 

観覧の際の注意事項

  • 書院に入れる人数が限られているため、観覧の際は1度に10人以下でお越しください。
  • 書院はバリアフリーになっていないため車椅子での入館はできません。
  • ペット同伴での観覧は可能です。

料金

大学生以上 500円

※団体割引はありません。

アクセス

【お車をご利用の場合】

山陰自動車道(江津道路)江津ICから車で約10分

駐車場:10台

【バスをご利用の場合】

JR山陰本線江津駅から石見交通周布・浜田行きバス「和木」下車。徒歩約5分。