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有福温泉町まちづくり協議会の概要

掲載日:2017年7月19日更新
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有福温泉1
有福温泉町まちづくり協議会 地域づくり計画
1.地域の現況と課題
(1)人口・世帯の状況(平成26年4月末住民基本台帳
人口   453人
男    208人
女    245人
世帯数  207世帯
65歳以上 185人
高齢化率 40.8%
(2)地域の特色(歴史・文化・伝統行事など)
■有福温泉町要覧
 □沿革:明治22年4月1日 本明村・上有福村・下有福村・宇野村と、大金村が合併し有福村となる。昭和30年4月15日、国府町に編入。昭和31年8月1日 国府町の一部(本明・上有福地区)が江津市に編入、現在に至る。
 □地勢:本町は江津市の南西部に位置し、東に跡市町、南側に浜田市金城町、西に浜田市下有福町、北側に千田町と接する。
 【面積】 面積:7.220平方キロメートル(江津市総面積268.51平方キロメートルの約2.7%を占めている。)
  内訳:有福温泉町   2.625平方キロメートル
     有福温泉等本明 4.594平方キロメートル
■有福温泉
 1360年以上前、聖徳太子の時代に(650年頃)天竺より入朝した法道仙人が発見したと伝えられ、古来より名湯が湧く福有りの里。有福温泉の名前の由来といわれている。滾々と湧き出る無色透明な単純アルカリ泉は透きとるような美しい美肌を作る「美人の湯」として有名です。
【泉質】アリカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)
【泉温】47℃
【効能】神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・病後疲労回復・健康増進
 □3つの外湯(公衆浴場)と6軒の旅館があり、貸切露天風呂も楽しめる。
■お土産・特産品
 □町内で有機栽培の大豆を原料とした手作り「福屋味噌」等
 □善太郎餅(草餅)・有福飴(米飴)など。
■原爆被爆者有福温泉療養研究所「有福温泉荘」
 昭和42年6月 広島県原爆障害対策協議会(以下「広島原対協」という。)が厚生省の斡旋により日本自転車振興会の公益事業補助金の交付を受け、広島市・島根県、江津市などの援助により「有福温泉荘」を開設し、原爆被爆者有福温泉療養研究所運営協議会(会長:江津市長)が運営を受託した。
□平成25年12月末で閉鎖。
 開設以来、延べ83万人が利用したが、被爆者の高齢化などで利用が減少のうえ、設備の老朽化で改修費もかさみ利用者だけの利用料だけでは賄いきれず積立金の取り崩し・補助金受け取りで存続させてきたが、原対協も運営が厳しく継続は困難に至った。
□閉鎖による地域への影響:地域に甚大な被害を及ぼしたH25.8水害と今次の閉鎖は、地域経済・雇用、観光面に目立つ悪影響が想定され、「有福温泉」の賑わいが急速に減退する恐れがある。
□施設からの分湯料がなくなり、浜田市江津市旧有福村有財産共同管理組合の収入減よる入湯料金等への影響など影響は多方面へ及ぼす。
□被爆者と地元児童の平和学習や地域住民との交流の機会がなくなり惜しむ声とともに、有福温泉への賑わいに影響を及ぼし、地域が萎んでしまう。
■有福温泉神楽団
□発足:昭和42年、地域の有志により「有福温泉観光神楽団」して設立・活動し、現在の「有福温泉神楽団」に至る。昭和58年7月23日の豪雨災害により町内は被災。賑わいを取り戻すため、翌年より週末に定期公演開始。当初は「落合商店2階」そして「老人集いの家」を「湯の町演芸場」として石見神楽上演。
 平成23年4月「有福温泉・湯の町神楽殿」新装オープンし現在に至る。現在の団員数は約20名。
□また、子供神楽も昭和59年より活動開始し、伝統芸能に親しみ継承に貢献している。
■町内の指定文化財
□県指定
 名称:金銅観音菩薩像 種類:彫刻 指定年月日:昭和52年5月4日 所在地:福泉寺(有福温泉町420番地) 由来:浮壇金の聖観音と伝えられ,県下でも希な新羅より伝来したもの。
□市指定
 名称:福泉寺文書  種類:古文書 指定年月日:昭和55年7月14日 所在地:福泉寺(有福温泉町420番地) 由来:天正8(1580)年 吉川氏より,福泉寺周清坊への安堵状。毛利氏の石見地方征服により当地方が吉川氏の勢力下入った時,寺領を保証し,寺家建立を許可したもの。 
 名称:本明城跡  種類:史跡および名勝 指定年月日:昭和55年7月14日 所在地:有福温泉町本明1540番地 由来:福屋氏が那賀郡中部を本拠として約330年間続き,永禄5(1562)年頃に逃れたときの形態をよく残す大規模な山城である。標高417年mの最高所からの展望がよい。 
 名称:上有福のイチョウ  種類:天然記念物 指定年月日:昭和50年12月1日 所在地:有福温泉町16番地 由来:日本各地には大木がみられるが,このイチョウは高さはともかく胴回りは大木の部類に属する。
 名称:福田八幡宮のイチイガシ及び自然林 種類:天然記念物 指定年月日:昭和50年12月1日 所在地:有福温泉町本明594番地
 由来:イチイガシの原産は九州であるが,順次中国地方に及ぶもその数は少なく、本県には益田市と日原町にしかみられない。
(3)地域の資源や魅力
■植物の垂直分布がみられる本明山を仰ぎ,敬川水系の加志岐川・本明川・湯路川などが縦横に,山紫水明の穏やかな里山・豊かな自然に恵まれた「懐かしの国石見」の原風景が住民や訪れる人々にやさしい。
■「泉質の良さ」・「美肌の湯」として,古より3つの外湯は古今東西多くの湯治客に親しまれ,情緒あふれるレトロな温泉街と相まって老若男女が集うスポットがある。
■温泉街の一角には「恋人の聖地」のモニュメントもあり、そして「ゆったり・まったり」くつろげる「カフェ」は女子会あこがれの空間として人気上昇中。
■海浜公園(海水浴場・水族館)に近接し,石見三湯の美又温泉・旭温泉ともにスキー場ほか四季折々の交流が可能な地域である。
■石見神楽の常設演舞場(湯のまち神楽殿)があり,毎週末定期公演は、宿泊客や神楽ファンに人気があり、伝統芸能の興隆・継承にも重要な役割を担っている。
■近年、重要な地域資源である、地熱・小水力等の再生可能エネルギー導入・推進による地域づくりの取り組み展開中である。
(4)地域に発生する問題や困りごと
■町内を構成する地域・地区間において、歴史・立地環境・生業などで価値観・優先課題等について、文化・意識の多種多様化が見られる。この経緯・特質を尊重し活かした、まちづくり計画・運営が最前提となる。
■高齢化の進展と人口減少、付帯する諸課題
 □地域の高齢化率は41%で、このうち湯町地区は50%近く、特に女性の高齢化率は60%近くに達している。
 □地域のインフラを支える担い手が減少し、集落機能維持に支障が出始めている。
 □独居高齢者宅等の買い物・交通・通院等のきめ細やかな弱者対応が顕在化している。
 □給水設備未整備地区の,生活用水確保困難化が顕在化し、定住・安住場所としての支援が喫緊の課題である。
■原爆療養所閉鎖、今次の水害。平成22年の大火災害等と相まって老朽した空き家も多くなり、食堂・商店も少なくなり観光地としての景観を損ねているだけでなく、入湯客等来訪者の対応空間の減少が著しくである。
 □原爆療養所の閉鎖は、有福温泉の「観光地」・「美人湯・癒し湯」等の知名度低下による悪影響を回避するため、代替施設誘致・誘客活動等推進の時期を得た取り組みが必要である。
 □水害による農業用施設の損壊も著しく、早期の復旧が困難な場合、離農に直結し、農地保全・里山景観保全など地域荒廃の端緒になる恐れがある。
 □空き家屋等の老朽化等による危険家屋防止等を図るため、不在地権者との協力関係の強化対策が必要である。
■防災・減災への取り組み
 □温泉街は谷あいの斜面に木造家屋等が階段状に展開し、その一部は「土砂災害警戒区域(急傾斜)」に含まれる。
 □そのうえ、町内を縦断する湯路川は狭隘で複雑な流路断面・暗渠構造により、過去50年もの間7~8回の洪水災害を受けている。
 □また,アクセス道(市道琴平線他)は道路幅が狭く大型車の通行制限や緊急時の防災活動に支障が生じている。
■被災等により食堂等の廃業による「コミュニケーションの場」喪失により、「高齢者の集う場」・「住民相互・湯治客等の交流・情報交換」が不活発となり、諸活動の理解促進に悪影響が出る恐れがある。
■人材の育成・確保
 □まちづくり等地域活動に積極的に係われる、人材の育成・確保(助勢)が、喫緊の課題である。
 □地域のこれ以上の疲弊防止を図るため、各種の振興策等に取組中であるが、マンパワー不足で円滑な展開に支障が生じることがある。
(5)地域の将来像(基本理念・キャッチフレーズ)とその考え方
1 みんなが安心して暮らせる超高齢化地域に見合った安住の里・まちづくり
□高齢者が参加し易い環境条件づくりと、文化・伝統の伝承者,継承の担い手活動の推進
□防災・減害活動の推進(災害に強いまちづくり・自主防災組織整備等による助け合える仕組みづくり。
□交通手段の確保・充実化による外出支援(地域行事参加促進・デマンドバス等の導入検討)
2 「湯ぢから」で、「ひと」を「まち」を元気にする。
□外湯温浴施設の整備促進ならびに神楽殿等を総合的に活用した,魅力創出・活用によるまちづくり。
□「癒しの湯・有福温泉」の「湯ぢから」を活用した保健・保養環境づくりと交流増進による、人づくり・まちづくり。
□地熱資源開発活用取り組み等による、地域の可能性推進によるまちづくり。
□将来の担い手である若者が魅力を感じるまちづくり。

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