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再興第105回院展 島根展

掲載日:2021年5月22日更新
<外部リンク>

院展の開催

江津市桜江町の今井美術館で「再興第105回院展」が開催されます。

江津市教育委員会では市内の小中学生の芸術文化力の向上や文化芸術の生涯学習の振興のため、院展に関係する取り組みを行っています。

小中学生は無料で観覧できます。

開催期間

5月22日(土曜日)から6月13日(日曜日)まで

開催時間

午前10時~午後4時

開催場所

今井美術館(江津市桜江町川戸472番地1)

入場料

一般1,200円

※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をご提示の際、本人のみ無料です。

学生および18歳未満は無料

ご来館の皆さんへ

今井美術館では、新型コロナウイルス感染拡大防止のための対策を行っています。

以下のについて、ご理解とご協力をよろしくお願いします。

  • マスク着用をお願いします
  • 体調不良の人のご利用はご遠慮ください
  • 入館者同士の距離は保ってください

市教育委員会の取り組み

無料バスの運行

土日に限定して無料バスを運行しています。

行き

9時55分 市民センター 出発

10時05分 JR江津駅 出発

10時35分 今井美術館 到着

帰り

13時00分 今井美術館 出発

13時30分 JR江津駅 到着

13時35分 市民センター 到着

注意事項

お昼時間を挟みますが、昼食会場はありませんのでご注意ください。

学校授業での取り組み

毎年、院展開催期間中に市内の中学校を対象に絵画教室を行っています。

今年度は、青陵中学校が授業での見学を予定しています。

授業や部活動でも院展を利用することができます。

お手伝いしますので、ご興味のある人は市教育委員会社会教育課へご連絡ください。

作品のご紹介

人作品および解説文

霊峰霞み渡る / (同人) 下田 義寛

北アルプスの立山は日本三霊山にあげられ、私はこの峰々を遥拝しながら生れ育った。
はじめて登山したのは高校三年生、それ以後何度登頂しても、頂上に祭られた御社が見えはじめる曲がり角で写生をはじめている。
新品のスケッチブックを広げた時の感動は今も鮮明に残っている。
ブロッケン現象をはじめて見たのもこの場所です。古い開山縁起など見聞きするにつけ、いつの日か、この山の霊気に満ちた山容に迫ってみたいと思っています。

下田義寛

パリの風景(カルーセル凱旋門) / (同人) 小山 硬

フランスパリ市内にあるルーブル美術館内(カルーセル門)の見える風景をスケッチしたものである。
中にはモナリザやミロのヴィナスなどの名品が展示されている。

小山硬

重なる山のむこう /(同人)伊藤 髟耳

稜線の重なりが、天候により、時間により、見えたり消えたり、どう表現したならば良いのか迷いながら写生を重ねてしまいました。
日本の文化の根底にある、引き算、削る表現をしてみたのですが、今回の表現はこのようになりました。
これからも模索してゆきたいと思っています。

伊藤ほうじ

龍門の滝 / (同人) 田渕 俊夫


水田地帯を取材する目的で栃木県烏山地方に行った帰路、まだ時間があるということで地元のタクシー運転手さんに案内されたのが、この龍門の滝でした。
全くの偶然で絵が一点出来上がりました。
ほとんど滝を描くことがない私が、滝に魅せられて描いた一作です。

田渕 俊夫

奥入瀬の秋 / (同人) 那波多目 功一

陽に映えて美しく輝く奥入瀬の紅葉に魅せられ、この風景を描いたのですが、自然の美しさには到底及ばず脱帽しきりです。
今は亡き松尾敏男先生とこの場所で三日間、写生した事をなつかしく想い出されます。

那波多目功一

京舞妓 / (同人) 清水 達三


舞妓の衣裳は「裾引(すそひき)」という丈の長い振袖ですが、鮮やかな黒色が印象的ないでたちでした。
持っているコスモス秋桜の花言葉には「乙女の純潔」とあります。
凛とした日本美の中にある芯の強さを表現しようと描いた作品です。

清水達三

華は根っこあってこそ ―あしかがの大藤― / (同人) 西田 俊英

あしかがフラワーパークの世界一美しい大藤の地上部以上に大きいという根っこ。
時が来るまで地中にて忍耐と潜伏。
やがて太陽の光の慈しみのように、華々は地上に溢れ出す。
その溜め込んでいたエネルギーは歓喜を謳い上げながら一斉に解き放たれる。
美しく眼に観えるものだけがすべてではない。
ひっそりと待ち続ける根っこの時期が一番尊いことではないかと、私は思う。
コロナ禍に負けず頑張りたい。

西田俊英

牡丹群像 / (同人) 松村 公嗣

薬用としても使われる牡丹は中国から渡ってきた花です。
根の部分に薬効があり、利用できるまで5年以上もかかるそうです。
歴史的にも愛され、大切にされてきました。
近づくと何とも言えぬ東洋の香りがします。
故郷奈良にある当麻寺に行くことが楽しみでしたが、今年は叶いませんでした。
これまで描き溜めていたスケッチから思い起こし、負けるなと画面一杯に咲く姿が浮びました。

松村公嗣

 


大樹・五色八重咲散椿図 / (同人) 大矢 紀

近くの川崎市立小学校にある市の「まち樹50選」に選ばれている椿を前々から一度描いてみたかった。
この椿のルーツは聞く所によると、加藤清正が朝鮮から持ち帰って豊臣秀吉に献上したもので、京都地蔵院が本家である。
どう云う経路で川崎の地に有るのか分かりませんが、樹齢約三百余年との事である。
その年々によるが春には多くの五色の花を咲かせ、子供達の卒業、入学を温かく見守っている。
川崎市が誇る名木である。

大矢紀

古代浮遊 / (同人) 吉村 誠司

シーラカンスをテーマとして考えた時に、古代を感じさせるモチーフで構成しました。

吉村

昇陽/ (同人) 手塚 雄二

― 明けぬ夜はない― 昇る太陽の裏に、大日如来の印相を描きました。
雪の華・浮舟/ (同人) 高橋 天山
源氏物語、宇治十帖から画因を得ています。
匂宮と薫中将と、同時に求められ、まどふ浮舟の姫。
不安と幸せとが交錯する日々に耐え切れず、ついには宇治川へ身を投じることになりますが、匂宮とのつかのまの逢瀬、宇治川を渡る舟の中、まゆ玉を結び合うかのような、淡雪と共に消えてしまう時が、静かに流れてゆくのでした。
左右の画面は土佐派の大名人光吉の屏風に倣い、額縁の様な効果をねらっております。

手塚雄二

武心の龍神 / (同人) 村上 裕二

甲冑を身に纏う。すると龍が現れる。彼はその龍の舌を摑み引き寄せ、うろこを一枚手に入れる。
運命の三宝は黒く光り、その行方を想像させない……。
戦いに向かう心を創造しました。
ぼくは龍の存在を信じています。
子供っぽいけれど、それで良いのです。
いつまでもそうで居たいと願っています。

村上裕二

白鳥讚歌/ (同人) 今井 珠泉

冬にはいり、鳥達が例年通り、元気に日本列島に飛来する。「鳥帰る」(季)である。
若い頃、冬の北海道の涛沸湖(とうふつこ)で白鳥や鴨達の群れを、はじめて見た時は、その壮観さに圧倒された。小生もいつしか年を重ね91才になり、もう、あまり時間がない。
発表するなら今、長年の構想でもあり、体力に多少不安があったが発表にふみきった。

今井珠泉

花の森で / (同人) 倉島 重友

戸隠の春の森。若い頃、秋の出品画に描いたことがある。
子供の頃から好きだったカタクリの花群、森の奥へ奥へと誘うような画面にしようと苦心したのを覚えている。
その後幾度も訪れた戸隠高原。
45年経った今、同じテーマで描いてみようと思った。
次々と咲く花々と木々の芽吹き、そして小鳥たちのさえずり。
爽やかに織りなす自然の空気に心踊らされるのは今も同じだ。

倉島重友

海流 / (同人) 清水 由朗

大きくゆったりと流れていく真昼の海面を描きました。
波が太陽の光を浴びて無数に点滅する様子は、さながら銀波の群舞のようでした。

清水由朗

松林 / (同人) 齋藤 満栄

以前より松の林を描きたかったのですが、いざ描いてみるとこんなにむずかしいとは思いませんでした。
習作のつもりで制作致しました。

齋藤満栄

風 止む / (同人) 小田野 尚之

大分県にある旧豊後森機関庫です。
ここの裏手には田圃が広がっているので、田植えの直前ならば機関庫が水面に映っている様子が見られるかもしれないと思い、その時期を見計らって出掛けてみました。
すると幸いなことに薄曇りの空の下、風もほとんど吹いておらず、目の前には期待をはるかに上回る光景が広がっていました。

小野田尚之

継なぐ / (同人) 宮北 千織

母と娘たちが、様々な素材の布を繋ぎ合わせている姿を描いています。
代々大切にされてきたものを受け継いでいきたいという想いを込めました。

宮北千織

霧の山 / (同人) 大野 逸男

この作品は、国道122号が旧足尾銅山を通り日光に抜ける途中の溪谷です。
雨が少し降り、霧が出る様な日に取材しました。
松の木が多く生えている所が所々あり、大雨の時は滝が落ちた様な所もあり、イメージがふくらみ作画致しました。

大野逸男

前夜 / (同人) 北田 克己

唐時代の画家、呉道士の描線は「意氣をもち須いて成る」とされ、「意」と「氣」を備えていたと言われます。
かなりのスピードで描かれ肥痩に富んでいたようです。
呉をはじめとした画家たちの特異な画風は中国画の三品格、神、妙、能に逸品を加えることになりました。
静かでも絶えない流れのような水の心を体しながら、同時に火のような奔逸を自分の心としたいという思いがあります。

北田克己

文部科学大臣賞 深淵 / (同人) 村岡 貴美男

昔はどんな事を考えて絵を描いていたのだろう。
描く事で時間を遡れるかと思ったが、この一枚では何も思い出せなかった。

村岡貴美男

内閣総理大臣賞 神々の視座 / (同人) 井手 康人

全能の唯一神、サンヒャンウィディを描きました。
昨年までバリの3大神、シワ・ブラフマ・ビシュヌを描いてきましたが、様々な神は、この唯一神の化身であるとされています。
「虚無の神、サンヒャンウィディは、色・形はなく、又、限りのない存在であった。語り合う仲間もいないので、サンヒャンウィディは神々を創造したいと思った。」と、世界を創造した最高神として、ロンタル(聖典)に位置づけられています。
バリの人々は神について「空気のようなもの」「いるのは分かるし、感じる事もできるが、見る事ができない」と話します。
「Bali」はサンスクリット語で「貢ぎ物、お供え物、生け贄」という意味です。
バリ島全体が神々への供え物なのです。

井出康人

九月の夕立 / (同人) 中村 譲

昨年9月のベネツィア取材の時である。
予約したサン・マルコ広場近くのホテルで案内された部屋は屋根裏部屋のような上階で非常に狭い部屋だった。
宿泊代から考えると何とも不満である。
憂鬱な気持ちで部屋に入ってふと窓に眼を向けた。すると、なんと風景はなかなか面白いではないか。
並んだ屋根から鐘楼が突き出している。これは作品に出来る、いつか絵にしようと思った。
取材旅行に来ていて気に入った風景に出会うことこそ、その醍醐味である。
スケッチと写真撮影は終わったので、次の日は別の広い部屋に替えてもらった。
絵にする上では何とも空の面積が広く何か配置したい。
月かお日様か何か。
この風景の雰囲気にも合っていそうな雷の空にした。

中村 譲

サン・ガブリエル礼拝堂 / (同人) 藁谷 実

子供が描く家のような形をしたこの建物は、プロヴァンスにあるサン・ガブリエル礼拝堂の後陣である。
装飾を削ぎ落とした厳かな存在感のある石の塊は、ロマネスク文化の象徴的な造形であろう。
はるか昔からの時間や物語をまとった存在として描けるだろうか。

藁谷実

音階 / (同人) 岸野 香

居並ぶテント屋根の下に藍色の衣装が、白色の衣装が、袖をひらひらさせながらあざやかな蝶の群のように列をなしていました。
並んだ赤いリボンのどれかを選んで引いたら、軽やかな音階が聞こえてきそうでした。
熱い湿った空気に包まれたタイのチェンマイのマーケットでの取材です。

岸野香

樹影 / (同人) 松本 高明

私は以前より何作か水の絵を描いている。その度に届かない想いに打ちのめされてきた。
春の院展の出品を終えた3月末、いつもの池を訪れると、1本だけ枝垂桜が咲いていた。
その姿が池の水面に映り、面白い形をしている。写生をしながらとても自分の手には負えないと思いつつ、描いてしまった。
やっぱりまだまだだけれど水にはこれからも挑戦し続けたい。

松本高明

晩鐘 / (同人) 番場 三雄

私の住む山形県上山市郊外からは蔵王山熊野岳を仰ぎ見ることができます。
熊野岳の頂き付近では草丈も低くほとんど大小の岩に埋めつくされたガレ場となっております。
幾度となく写生を繰り返しているうち、数年前に訪れたチベットの荒涼とした大地を彷彿しました。
ヤク牛、人物を組み合わせ制作いたしました。

番場三雄

山の心臓 / (同人) 高島 圭史

杉木立の中を行く急登の山道を抜け、岩壁をロ-プ伝いによじ登り、山頂直下の踊り場のような場所につくと、巨大な杉の木が現れました。
その木陰で一息入れようと腰を下ろせば、ひとけのない山中で自分の息と鼓動ばかりがやけに大きく聞こえてきました。
水を飲み、呼吸を整えているうちに、大きな木もたくさんの水、空気、光を吸ったり吐いたりしているイメージがよぎりました。
その樹形もあいまってか、ふとその木がその山の心臓のように思えました。

高島圭史

窓 / (同人) 山本 浩之

窓から外を眺めることが多くなりました。
日ごとに緑が濃くなり、ねむの花が咲くのが見えました。
何度かそんなことをしているうちに、その時の様子を絵にしたらどうなるかと考え、制作しました。

山本浩之

今井美術館の院展の情報

今井美術館ホームページ<外部リンク>(外部リンク)