ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ 組織で探す 人権啓発センター 平成29年度江津市男女共同参画講演会を開催しました。

本文

平成29年度江津市男女共同参画講演会を開催しました。

掲載日:2018年3月9日更新
<外部リンク>

平成30年2月18日(日曜日)、江津市嘉久志町のじばさんセンターで「江津市男女共同参画講演会」を開催しました。

第1部には、静岡大学人文社会科学部長 日詰一幸さんに「男?女?地域を支える男(ひと)と女(ひと)」の演題でご講演いただきました。

日詰先生からは「少子高齢化の進行により、地域ではこれまで出来ていたことが難しくなっている。それらを解決するためには女性と男性が同じ目線で知恵を出し合い、取組むことが必要。女性の柔軟性や包容力、利他性といった特性をどんどん取組に活かすべき。そのためには女性がもっと参加しやすい環境づくりが重要。互いにコミュニケーションを取ることで、相互に協力しあえる居心地の良い関係を作ることが大切です。」と、活動事例なども交えながらお話しいただきました。

講演会

 

()()

第2部のパネルディスカッション「江津でイキイキ地域活動」では、江津市内で活躍中の4名の皆さんからご意見をいただきました。

「江津市で女性が活躍する場や機会を増やすにはどうすれば良いか?」の問へのご意見は下記のとおりです。

 

【(一社)江津青年会議所 理事長、本藤・坂根司法書士合同事務所 坂根 昌幸さん】

江津JCでは、40歳で卒業するまでに、男性でも女性でも委員長を経験してもらえるよう組織構成を配慮しています。しかし、女性であれば妊娠・出産というライフステージの重要な局面に当たる時期でもあり、気持ちはあってもそちらを選び、諦めてしまうこともあります。そこをフォローできるよう、妊娠が分かった時点で、副委員長や他の役員がフォローできる仕組みづくりが必要と考えています。

女性には男性と違う感性があり、発想も斬新と感じることがよくあります。組織の力になる多様性を大事にしていきながら組織づくりを行っていくべきと考えています。

 

【(一社)江津青年会議所 Positive Change委員会 委員、理学療法士 湯淺 凡子さん】

家庭の理解とともに、職場や地域の方の理解も必要ではないかと思います。私がこれから出産をするとして、何かあった時に休みが取りやすい職場環境と、また職場から自宅までが遠いので、地域で支えてくれるような仕組があるといいなと思います。

また、私は中高生のスポーツ指導をしていますが、保護者に対しても食事や応急処置法などのサポートができればと考えています。その体制をどのように作っていけばよいかを相談できる場が欲しいです。

私は現在JCで勉強中ですが、同じように、取組みたいけど方法が分からなくてできないという方にとって、気軽に相談できる窓口があればなぁと思います。

 

【江津市PTA連合会母親代表 江津市図書館協議会会長 服部 由美さん】

男女ともに先入観をなくすことが大切ではないかと考えます。1歩踏み出すこと、また踏み出した人を応援する気持ちが大事ではないでしょうか。

知り合いの市役所職員の男性が育児休暇を取りました。まだ男性の育休取得率は多くはありませんが、誰かが取らないと進まないからと勇気を出したそうです。育休をとったことで得た様々な経験は、復帰されてからの仕事にもきっと活かされると思います。

また、私は地域コーディネーターをしていますが、学校からは地域のお年寄りに参加してほしいという希望が数多くあります。少子高齢化が進行している中、年齢や性別にこだわっている場合ではありません。発想の転換で、全員が輝く社会になって欲しいと思います。  

 

【Hair&Body心くくる 石田 智子さん】

小さな子どもを持つ世代としては、家庭、家族の協力のベース作りが大切だと考えます。 夫婦が互いに協力している家庭は沢山みうけられますが、男性のより積極的な育児や家事への参加を増やすために、実践を学べる場が地域や行政にあれば学びやすいのではと思いました。 子育て中の方はもちろん、結婚前やリタイヤ後の男性も学ぶことで、互いにより協力し合いやすくなればいいなと思います。

また、私は出産と育児で社会から少し遠ざかった時期がありました。そのような時に、気軽に新しいことにチャレンジできる場があれば一歩が踏み出しやすいと思いました。 

 

パネルディスカッション

 

最後にコーディネーターの日詰先生から、地域で色々な世代の方が性別を超えて共に支えあう江津市を作っていただきたいとまとめのお言葉があり、講演会は終了しました。  

参加していただいた皆さん、ありがとうございました。

 

レジュメ