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平成29年第4回議会定例会における所信

掲載日:2017年12月7日更新
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平成29年第4回議会定例会における所信(市長提出議案説明より抜粋)

平成29年12月7日

 

まず、平成22年度より実施している江津市ビジネスプランコンテストの取り組みが、先に開催された地方自治法施行70周年記念式典において、総務大臣表彰を受賞いたしました。

 

ご承知のように、このビジネスプランコンテストは、地域の課題解決につながるビジネスを募集し、挑戦意欲のある若者を発掘することを目的に実施しています。そして、これまで14件が起業されています。

この度の表彰は、本事業を契機に、行政をはじめ、NPO法人、商工会議所、商工会、金融機関等が連携し、多くの創業者を輩出していること。また、そうしたことと相まって、駅前商店街の空き店舗活用やU・Iターン者が増加するなど、地域経済や人口の社会増を牽引する取組みになっていることなどが、高く評価されたものです。

 

こうした中、今月16日には、第8回目となる江津市ビジネスプランコンテストの最終審査会を予定しています。

本年度も、6名のファイナリストの皆さんが本市で実現したいビジネスプランを発表されます。

議員の皆さまはもとより、多くの市民の皆さまが来場され、そして発表者の皆さまにあたたかいエールを送っていただければ幸いに思います。

 

それでは、諸議案の説明に先立ち、私の所信の一端を申し述べます。

(1.三江線について)

まずはじめに、三江線問題についてです。

このことについては、その代替交通の運行のため、鋭意、準備を進めています。

具体的には、来年4月1日のスタートに向け、運行事業者、バスの運賃、停留所の整備、イニシャルコスト(初期投資)やランニングコスト(経常経費)の財源問題、廃線後の鉄道資産の取扱い等、関係団体と最終の詰めを行っています。

こうした中、沿線住民の皆さまには、代替交通についての説明会を12月9日に開催いたします。

その上で法定協議会において6市町全体のとりまとめを行い、年内には「地域公共交通再編実施計画」を国に申請することにしています。

 

一方、イニシャルコストについては、JRとほぼ同意していますが、ランニングコストについては、未だ内容が示されていません。

このため、引き続き精力的に交渉を行って参ります。

(2.新庁舎建設について)

次に、新庁舎建設問題についてです。

このことについては、先日、「設計業務」の契約を締結し、現在、設計業者と一緒になって様々な視点から検討を行っています。併せて、庁内検討委員会の専門部会においても、具体的な問題を整理しているところです。

 

一方、この問題については、市民の皆さまから広く意見を聴く必要があるところから、市民ワークショップ(グループに分かれてお互いの意見を出し合い、交流しながら意見をまとめていく手法)を行うこととしています。

そうした中、先の11月には、第1回目を開催し、約40人のみなさんに参加いただきました。

そして、12月17日には、第2回目のワークショップを開催することとしています。

また、議会からは、特別委員会の中間報告を「要望」という形で提案されています。

 

いずれにしても、議員の皆さまをはじめ、広く各界各層の意見をしっかりと踏まえながら、今後「基本設計」を完成させたいと考えています。

(3.下水道事業について)

次に、下水道事業についてです。

このことについては、厳しい財政状況のもと、地域の実情や特性に応じた効率的・効果的な施設整備や、その経営戦略など、健全で持続可能な事業運営が求められています。

 

そうした中、施設整備計画については、地域別の人口や戸数の推移を踏まえ、今後10年程度で汚水処理施設の概成を目指すエリアを選定することとしています。

 

また、経営については、今年の3月に下水道事業に係る経営戦略で皆さまにお示ししたように、今後借入金の償還負担が増加するなど、このまま何もしなければ、一般会計の負担が大きくなることが見込まれます。

 

このため、下水道施設の効率的な管理手法の検討や接続率の向上に引き続き取り組む一方、下水道使用料の改定についても、早急に検討する必要があると考えています。

尚、将来に備えるため一般会計からは26年度1億円、27年度5千万円の基金造成のための繰出しを行っています。

(4.水道事業について)

次に、水道事業についてです。

水道事業については、人口減少等に伴い、料金収入の減少が見込まれる中、施設・設備の更新・改良に多額の資金を要するところから、厳しい経営環境にあると考えています。

 

このため、経常経費の抑制や、施設の更新・改良の際に、水需要に応じたダウンサイジング(小型化やコスト削減)等を検討し、できる限り支出の抑制を図って参ります。

併せて、収入確保の観点から、水道料金の見直しも行っていかなければならないと考えています。

 

一方、この会計についても将来に備えるため、一般会計より下水道会計同様、基金造成のための繰出しを1億5千万円しています。

 

なお、本年9月に実施された財務省の貸付先実地監査結果に基づき、中国財務局松江財務事務所長からは、「水道料金の見直しに向けた検討を実施することが望ましい」旨の指摘を受けています。

 

このように、三江線の廃線に伴う代替交通の問題をはじめ、新庁舎建設、上下水道事業など、課題が山積しています。このため、今後とも財政見通しなどを踏まえた中長期的な展望に立ち、市政運営に努めて参ります。

 

 以上、私の所信の一端を述べさせていただきました。

(備考)

アクセシビリティ向上のため、原文の表現を「先般」から「先日」に変更して掲載しています。