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令和2年第3回議会定例会における所信

掲載日:2020年6月15日更新
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令和2年第3回市議会定例会における所信(市長提出議案説明より抜粋)

令和2年第3回江津市議会定例会が開会されるにあたり、一言ごあいさつ申し上げます。

新型コロナウイルス感染症問題

はじめに新型コロナウイルス感染症問題についてです。

ご承知のとおり、新型コロナウイルス感染者数の増加に伴い、去る4月7日に政府より緊急事態宣言が発出されるとともに、正しい情報に基づいた冷静な行動、手洗い、咳エチケットの励行や、密閉空間・密集した場所・密接いわゆる「三密」を避ける行動、あるいは不要不急の外出自粛などの要請がなされました。
そして、5月25日には緊急事態の解除宣言があったところです。

本市では市民の皆さまの適切なる行動により、幸いにも現時点で、感染者は発生していません。このことに対し深く感謝申し上げます。
しかしながら、感染リスクがなくなったわけではありません。今後もその推移を見極めながら、引き続き感染防止対策に積極的に取り組んでいただきますようお願いいたします。

また、これに関連し、小中学校も3月から5月上旬にかけて休校を余儀なくされました。このため、本市では、未履修科目解消の観点から、夏休み期間を短縮し、児童・生徒の学業の遅れの解消に努めてまいります。

公共施設は、感染症予防対策など条件を付けていますが、6月1日からすべてを開館しています。
また、本市主催のイベントは、6月18日まで自粛としていますが、今後の状況などを踏まえ適切に対応してまいります。

一方、飲食業をはじめとした中小企業や個人事業所などでも新型コロナウイルス感染症問題に関連して、経済的損失を主とした大きな影響が出ています。 

このため、国・県の新型コロナウイルス感染症対策予算を積極的に活用することはもとより、市独自の制度、例えば中小企業等持続化応援金給付事業の創設などにより、その影響緩和に努めてまいります。
この給付金事業については、今月の11日より受付を開始しています。なお、昨日時点で60件程度の受付となっています。

特別定額給付金

新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として、全国民一律10万円の特別定額給付金が給付されます。

本市では5月11日に申請書を郵送し、5月19日より振込を開始しましたが、今日現在その給付率は97.7%となっています。
なお、この申請は8月14日までの受付となっていますが、未だ申請されていない方にあっては早めに提出いただければ幸いに思います。

子育て世帯への臨時特別給付金

新型コロナウイルス感染症の影響等を踏まえ、子育て世帯への臨時特別的な給付措置として、児童手当を受給する世帯に対象児童1人当たり1万円を給付します。
公務員以外の受給者は、受給辞退の申請はなく、対象の全世帯に6月10日までに給付しました。
公務員の受給者は、現在受け付け中であり、12月下旬までに順次給付を行ってまいります。なお、
この対象者は高校新1年生までです。

ひとり親世帯への臨時給付金について、このたび、国の2次補正予算において、低所得のひとり親世帯に対し臨時特別給付金を支給することとなりました。
これは、児童扶養手当を受給している世帯や、新型コロナウイルス感染症の影響により、世帯の収入が児童扶養手当受給世帯の基準まで下がっている世帯に対して、臨時に特別給付金を支給するものです。その対象者は高校生までとなっています。

支給額は、対象世帯に対し5万円であり、第2子以降1人につき3万円が加算されます。
また、収入が減少した児童扶養手当受給世帯には、追加給付として1世帯あたり5万円が支給されます。

併せて、ひとり親世帯への更なる支援を行うという観点から、本市単独の支援として、国の支給対象者と同じ者に、子ども1人あたり3万円の特別給付金を支給します。

できるだけ早い支給を行うため、本議会の最終日に追加提案を行うこととしています。
なお、市単独分については原則7月中に、国事業分についてはシステム改修が必要なことから8月中旬までには支給したいと考えています。

Giga(ギガ)スクール構想

文部科学省は、Ictを活用した創造性を育む教育を実現するため、すべての小、中学校の児童・生徒に1人1台のパソコン端末と高速通信ネットワークを整備する「Gigaスクール構想」を推進しています。

今回の新型コロナウイルス感染症による小、中学校の休校措置により、オンライン学習の注目が増しました。
このため文部科学省は、令和5年度までに整備予定であった全小、中学校で1人1台パソコン端末の整備スケジュールを加速させ、事業の前倒しを決定されています。

本市では、これまでも学習用タブレット端末の整備を進めてきていますが、今回、すべての小中学校への高速大容量の校内通信ネットワークの整備について取り組む予算を計上しています。
今後は、1人1台端末の整備、オンライン学習に必要な機器の整備など、国の制度を最大限に活用しながら、追加予算を提案したいと考えており、これらを通じて児童・生徒の学びの保障につなげていきたいと考えています。

市内光ファイバ網の整備

本市における、光通信利用可能世帯エリアは、平成31年3月末時点で全国平均98.8%、島根県平均92%に比べ、本市では85%と整備が遅れています。

新型コロナウイルス感染症対策のため、在宅勤務や先ほどのGigaスクール構想に係る在宅学習のためには、市内全域に光ファイバによる高速通信網の整備が急務となっています。
また、本市の重要課題である有福温泉の再生や今後の企業誘致活動にも、光ファイバによる高速通信網の整備は必要不可欠なものとなっています。
加えて、未整備地域の市民の皆さまや、企業からは高速通信網の整備を望む切実な声が届いています。

このたびの国の補正予算に係る「新型コロナ感染症対応地方創生臨時交付金」と光ファイバ整備補助事業は、極めて手厚い財源が確保されており、また、総務省からは今回の補助事業を最後に光ファイバ整備事業は終了するとの連絡もいただいています。

こうしたことから、本市としてはこの機会を逃すことなく市内全域に光ファイバ網を整備したいと考えおり、現在、中国総合通信局、県、通信事業者と協議を行っています。具体的なことが決まり次第、議会にもお示ししたいと考えています。

新型コロナウイルス感染症問題に関するまとめ

これまで申し上げた支援策の他、飲食業への消費喚起策や、宿泊業への支援なども現在検討しています。
いずれにしても、今後も新型コロナウイルス感染症の動向などをしっかりと見極めながら柔軟に対応してまいります。
また、本市に対して、新型コロナウイルス感染症対策にということで、法人及び個人の方から、マスク、消毒液、現金のご寄附をいただいています。
頂いた浄財は、感染症対策を行う事業において有効に活用させていただく所存です。
この場をお借りし、ご寄附をいただいた皆さまに対し、厚くお礼申し上げます。誠に有難うございました。

市道江津敬川海岸線の路肩崩落

和木町地内の市道江津敬川海岸線で、5月19日からの波浪により隣接する海岸の浸食が進み、市道の路肩部分が20日の朝に崩落したため、全面通行止めとしました。
翌21日より島根県が応急工事に着手され、28日の午後4時20分に通行止めを解除することができました。
この間、市民の皆さまには大変なご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。

今後は、島根県において、応急工事を行った箇所について、さらに捨石による浸食対策工事を行います。また、根本的な海岸浸食対策として現在実施されています、沖合への潜堤設置について、一日も早い事業完了を、島根県に強く要望してまいります。

令和2年度6月補正予算

定例会に提案しています予算議案は、コロナ関連事業をはじめ、当初予算編成後、補助金の交付決定があった事業等を中心に編成したもので、その補正額は、1億5,700万円余を計上しています。

今年度の補正予算は、4月30日専決予算、また、先日の臨時議会で議決いただいた補正予算と同様、新型コロナウイルス感染症対策にかかるものが中心となっています。
新型コロナウイルス感染症対策のための予算については、今後も国や県の追加施策を踏まえるとともに、市としても必要な施策については柔軟かつ適正な時期に、予算を編成していく必要があると考えています。

一方で、市税や地方交付税、更には地方消費税交付金といった歳入は減少することが予測されます。 

このことから、今年度は、通常の年度とは異なる対応が求められるなど、これまでにも増して厳しい財政運営になるものと思っています。
また、新型コロナウイルス感染症の影響は、後年度へも及ぶことは必至で、来年度以降予定している事業についても、改めて一から見直す必要があると考えています。

そうした中、令和元年度一般会計の決算見込みについてですが、令和元年度の一般会計歳入歳出の差引額は、市税の収入増約7,800万余、最終的な歳出不用額等により、約4億2,300万円余となり、ここから繰越明許繰越額及び継続費逓次繰越額の翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた3億3,500万円余が令和2年度への純繰越金となる予定です。
ただし、令和元年度に収入した国県補助金の精算による返還金が、令和2年度に約5,700万円余見込まれますので、差引き2億7,800万円余が純粋jな剰余金となる見込みです。

なお、このたび提案いたします補正予算案をはじめとする諸議案については、担当課長から説明いたさせますので、活発なるご議論、ご審議を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

今、新型コロナウイルス感染症の終息が見えない中、適時適切な施策を施し、市内経済に大きな影響が生じないよう、また、これからも、ここ江津市が持続可能な市政運営が出来るよう、私をはじめ職員一丸となって全力で取り組んでまいります。

どうか市民並びに議員の皆さまにおかれては、力強いご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げ、開会にあたってのあいさつとさせていただきます。

備考

アクセシビリティのため、一部の表現を変更して掲載しています。