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令和元年第4回議会定例会における所信

掲載日:2019年12月5日更新
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令和元年第4回市議会定例会における所信(市長提出議案説明より抜粋)

はじめに

まずはじめに、市内にあるボランティア団体「GOTO(ごうつ)☆ワンハート」が「過疎地域自立活性化優良事例」として10月31日に全国表彰を受けました。
この制度は、創意工夫をもって過疎地域の活性化が図られている取り組みを表彰するものです。

GOTO☆ワンハートは、外国人への日本語教室の開催、生活支援などのボランティア活動を行っておられます。
特に、地元のイベントや地域活動に参加して住民と触れ合い、住民の暮らしの中に自然と溶け込むような取り組みを行った点が高く評価されたものであり、地元市長として大変嬉しく思っています。

今、日本は人口減少社会に突入しています。4月に改正出入国管理法が施行され、人材不足が顕著な14業種への外国人就労が認められました。
本市においても人材不足の業種が増えてきており、外国人の力を借りなければならない状況になってきています。

そのため今後は、国籍や民族などの異なる人々が、お互いの文化的な違いを認め、対等な関係を築こうとしながら、共に生きていく「多文化共生」に一緒に取り組み、まちの活性化を図っていきたいと考えています。

次に、「第41回少年の主張全国大会」に桜江中学校の矢萩勝希(やはぎ しょうき)さんが江津市から初めて出場されます。この大会は、中学生が日頃抱いている思いや考えを発表するもので、矢萩さんは、全国約55万人の参加者の中から選ばれた12人の発表者のうちの1人に選ばれました。

発表の内容は「泥の中から見つけたもの」と題し、昨年の豪雨災害で被災した際に気付いたこと、そして復旧する中で抱いた将来の夢を述べられます。
自宅が床上浸水の被害に遭った矢萩さんは、泥だらけになった自宅の片づけを進める中で心に余裕がなく、「もっとやらなければ」と張りつめた状態にいましたが、元気に笑う妹さんの姿を見て、自身も笑顔になり、笑うことが前向きに生きるために大切だと気づいたそうです。
そして、お父さんやお祖父さんと家の修理をする中で大きな達成感を味わい、将来は大工になって、誰かのために家を建てたいと強く思うようになったといいます。
また、一連の出来事の中で、落ち込んでばかりでなく、笑顔でいればマイナスもプラスになることが分かったと、矢萩さんは語ります。

全国大会は、12月8日に東京都で開催されます。昨年の西日本豪雨、北海道胆振(いぶり)東部地震、本年の台風第19号など、近年国内では大災害が相次ぎ、全国には矢萩さんのように被災した少年たちがたくさんおられます。そのような少年たちにとっても、矢萩さんのメッセージは大きな励ましになるのではないかと思います。
全国の舞台で、矢萩さんが堂々と自らの思いを述べられることを願ってやみません。

全国大会では、インターネットでのライブ中継もありますので、議員の皆さまはもとより、多くの市民の皆さまに矢萩さんにあたたかいエールを送っていただければ幸いに思います。

次に、富士通株式会社(東京)社員研修の受け入れについてですが、先月4日間にわたり、37名の幹部候補社員(若手課長クラス・平均年齢37歳)の皆さんが本市をフィールドに研修を行われました。
社員研修を受け入れるに至った経緯は、江津市版総合戦略のまちづくりスローガンの作成に関わっていただいた博報堂株式会社(東京本社)の仲介によるものです。

創業人材の受入れや企業誘致に成果を挙げる一方で、地域課題を数多く抱え、今後、地域課題の解決に民間の活力を導入していくことが必要であると考えている本市と、富士通グループの変革をリードしていく「グローバル・ビジネス・リーダー人材」の育成を目指す富士通株式会社の人材開発部の思惑が合致し、この度の研修の受け入れに至りました。

具体的な内容ですが、37名の研修者が7つのチームに分かれ、「高齢化と交通」、「地域医療」、「空き公共施設(現庁舎など)の活用」、「有福温泉の再生」、「若年女性の雇用創出」という5つのテーマを設定し、それぞれ市の関係課、病院、学校、地域コミュニティなどを対象にヒアリングをされました。
今回研修で来江された社員の皆さんは、今後も必要に応じて個別に本市を来訪してヒアリングを続けられ、来年2月には、各グループから、課題解決のためのビジネス提案を受ける予定になっています。

本市の抱える課題を民間のノウハウや活力により解決策を探るこの度のような機会を、今後も積極的に取り入れていきたいと考えています。

庁舎建設

新庁舎建設についてです。

9月議会において議決をいただいた、江津市庁舎新築工事請負契約については、9月24日に本契約を締結し、工事に着手いたしました。現在は、基礎部分の杭打ちを行っているところです。
また、あわせて実施している地中熱利用設備工事につきましては、9月26日に工事請負契約を締結して工事に着手しており、現在、地中熱交換器の埋設作業を行っています。

どちらの工事におきましても、現在順調に推移しており、引き続き早期完成に向けて事業推進を図ってまいります。

次に、新庁舎移転後の現庁舎のあり方についてです。

民間の企画力や資金力等を活用した現庁舎の利活用について検討するため、現在、国土交通省が官民連携を支援する「サウンディング調査」に参加し、東京や岡山で情報収集を行っているところです。

また、広報かわらばん12月号でご案内したとおり、保存・活用や解体など今後この建物をどうするべきか、市民からの意見募集も開始しました。

令和3年度に予定する庁舎の移転を控え、様々な情報やご意見を参考にしながら、そのあり方についての議論をこれから深めてまいりたいと考えています。

補正予算

予算議案につきましては、一般会計ほか2件を提案しています。

この内、一般会計については、児童支援事業等の決算見込みによる調整、農地集積促進事業や地域経済の活性化のための補助金の交付などを中心に編成し、4,500万円余の補正額としています。
また、6件の繰越明許費の設定と債務負担行為1件の追加を行っています。 

なお、このたび提案いたします補正予算案をはじめとする諸議案については、担当課長から説明させますので、活発なるご議論、ご審議を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

最後に

さて、いよいよ本年も残りあと約1ヶ月となりましたが、本市を取り巻く環境は、依然として極めて厳しいものがあり、また多くの課題を抱えています。

今後の市政運営にあたっては、眼の前の課題に真摯に向き合い、地道に取り組み続け、そして一つひとつの課題を乗り越えて行くこと、これこそが最善の方法だと私は考えています。

このような考えのもと、これからも持続可能な市政運営に取り組んでまいります。

以上、私の所信の一端を述べさせていただきました。

備考

アクセシビリティ向上のため、原文の表現を「皆様」から「皆さま」に変更して掲載しています。