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H29江津中学校 学校だより11月号

掲載日:2017年10月30日更新
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子供を甘えさせる大切さ (平成29年10月27日)

 

 あと数日で11月に入ります。2学期も半ばを過ぎました。本号では、「子どもを甘えさせる大切さ」について書きます。

 「甘えさせる」と「甘やかす」
「子どもをしっかりと甘えさせる」、間違えていただきたくないのが「甘やかす」とは異なることです。「甘やかす」とは「厳しい態度を取らず、子どもの言うままにわがままにさせる」という意味です。辞書を引きますと、「甘えさせる」も同じような意味で載っていますが、ここで使っている「甘えさせる」とは、それを行うのを保護者を第一の対象として、養育者が子どもをしっかりと受容することと解していただければと思います。この便りにも度々書いておりますが、親や教師等の養育姿勢が子どもにとって最も大切であり、その姿勢の根本がこの「子どもをしっかりと甘えさせる」ことと考えます。特に幼少期から義務教育段階までが非常に重要です。
 さて、「しっかりと甘えさせる」とは「しっかりと受容する」ことと一言で片付けてしまいましたが、「甘えさせる」ことと「甘やかす」ことの違いを更に掘り下げて、その具体なるものを考えてみましょう。
まず、「甘やかす」ことについてです。親が子どもを甘やかすことを是とする人は皆無と言っていいでしょう。しかしながら、結果としてそうなっている例は身近にいくらでもあります。「我が子可愛さのあまり」「子どもに辛い思いをさせたくない一心で」とか、結果として最愛の子どもを不幸にさせた話もよく聞くところです。「甘やかす」ことを非としながら何故そうなるのか、その原因は、やはり養育者のものの考え方、価値観と子育てへの信念の在り方に求めねばなりません。子どもに愛情を持っていない親はいません。しかしそれ故に、その裏返しが「甘やかし」になるとこれはもうブレーキが効かなくなります。とすれば、そうならない防波堤とは何でしょう。それが、子どもをしっかりと納得させることが出来る親の価値観と子育てへの信念だと思うのです。我々教職に就くものも同じです。「子どもへの深い愛情」の上に立った「正しい教育観」と「指導理念」が何より大切なのは言うまでもありません。
  次に「甘えさせる」ことについてです。私は、この「甘えさせる」ことと「甘やかす」ことの決定的な違いは、前者には「厳しさ」が併せ持たれていることと思っています。義務教育段階後半には、子どもにとって「如何に自分が独自な存在であるかを見いだすことが出来るか」が発達課題となります。親との間で、しつけ等をめぐる意志の衝突が繰り広げられます。子どもはどこまで自分の意志を貫き自由を得ることが出来るか、親はどの程度まで自由にさせルールを守らせるか、意志と意志がぶつかり合います。ここで、養育者の確固たる価値観と子育てへ信念が試されます。即ち、「厳しさの上に立った甘えさせ」です。養育者の毅然たるしつけの態度と寛容さによって、子どもは自尊心を育み自律性に富む人格の基盤、即ち先に挙げた「独自の自分」の獲得に向けた成長を遂げると考えます。 親、そして我々教職員、目の前にいる子どもをしっかりと甘えさせましょう。けっして甘やかすことがないように。

                                                             校長 山藤 俊治

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学校だより11月号 [PDFファイル:384KB]

 

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