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平成29年第3回議会定例会における所信

掲載日:2017年9月7日更新
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平成29年第3回議会定例会における所信(市長提出議案説明より抜粋)

平成29年9月4日

平成29年第3回江津市議会定例会が開催されるにあたり、諸議案の説明に先立ち、私の所信の一端を申し述べます。

(1.江津市役所新庁舎建設について)

まず、新庁舎建設問題についてです。

去る6月5日から7月10日まで、市内23箇所で、「庁舎整備方針」について、市民説明会を開催し、市民のみなさんのご意見を伺いました。そして、この説明会には、約800人の参加をいただき、さまざまなご意見、ご質問をいただきました。

また、これに併せて、基本計画のパブリックコメント(意見募集)も、7月10日まで受け付け、15件のご意見をお寄せいただいたところです。

賛成意見、反対意見等それぞれございましたが、こうしたことや基本計画の結果などを総合的に検討し、私としては最終的に、その整備方針は「新庁舎建設」、そして、新庁舎を整備する位置はシビックセンターゾーン内の、「警察署東側敷地」とすることに方向を定めました。

判断するに至った経緯について、少し触れたいと思います。

説明会では、「そもそもなぜ庁舎整備が必要なのか」という視点をスタートに、建物耐震化の必要性、熊本地震による庁舎改修整備方針の再検討、基本計画にある整備パターンと候補地、建設費とスケジュール、財政推計、洪水・津波・地震の問題など時間をかけて説明いたしました。

私は、できることなら引き続き、現庁舎を市庁舎として使っていきたいとの強い思いを持っていました。しかしながら、熊本地震の例などを踏まえ、慎重に判断する必要があることから、基本計画の結果を参考に、工事費をはじめ、仮設庁舎建設の有無、幹線道路からのアクセスの問題、あるいは、その景観や費用対効果などについて比較検討しました。

そして、市庁舎改修整備検討委員会からの「耐震改修は可能だと判断するが、震度6強以上の震災時には、逃げることは出来ても、庁舎機能の維持ができないと考えられる」、あるいは、「将来にわたる庁舎問題を完全に解決するためには新庁舎建設が最も望ましい」といった報告などを総合的に判断し、「新庁舎建設」としたものです。

また、候補地としては、「警察署東側敷地」と「総合市民センター敷地」が最終候補として残り、そのどちらが良いのかについては、敷地をどのように利用し、正面玄関や駐車場をどこに配置するのか、また、車庫や書庫を建てる位置が景観上ふさわしいかどうか、さらには、

自動車来訪者と徒歩来訪者の動線はどのようになるか、もちろん費用比較をするとどうなるかなどを考え合わせ、最終的には「警察署東側敷地」といたしました。

市庁舎の安全確保については、市民のみなさんの安全・安心につながることから、最も優先して解決すべき、極めて大きな問題です。

市民のみなさんの「命」を守る司令塔たる庁舎や設備は、平常時・災害時を問わず、その機能が維持できる高いレベルが必要です。また、防災拠点施設としての業務継続が担保できるものでなければならないと考えています。

もちろん、これを機会に、市庁舎の、日常における市民の皆さんの利便性や事務所機能をより一層高める必要があると考えています。

そのため、新庁舎建設を目指し、今補正予算において、基本設計費、実施設計費や、用地取得費、(あら)造成費(ぞうせいひ)など3億5,840万円の関連予算を計上いたしました。

新庁舎建設事業は、合併特例債を主な財源として考えております。特例債には使用期限があり、工事着工までに、少しでも早く、作業に着手する必要があるため、「一連の予算」を積み上げております。

そして、承認が得られれば、新庁舎建設に向け、準備を進めたいと考えています。

(2.三江線について)

次に三江線についてです。

三江線の代替交通につきましては、5月31日に開催された地元協議会の場において、「代替ルート」については、概ね承認され、7月27日と8月22日の地元協議会幹事会の場において、三江線に変わる「三江線代替交通の運行計画素案」について、中国運輸局から発表がありました。

これを受け、本市では8月7日から19日までの間、沿線9箇所で説明会を開催したところです。

また、9月1日には、広島で開催された地元協議会において、運行計画案について了承されたところです。

一方、三江線の廃止にあたっては、代替バス運行の財源を誰が負担するのか、あるいはバス運賃をどうするのかなど、未だ整理すべき課題が多く残っています。

なお、JR西日本におかれては、廃線にあたっての地元住民への説明の経緯などを踏まえ、今後誠実に対応されるよう願っています。

いずれにしても、来年4月1日の廃線まで、時間は少なくなってきています。このため、引き続きこれらの課題解決に向け、市といたしましても、関係団体と精力的に交渉を進めてまいります。

あって当たり前だった三江線が無くなることは、沿線住民はもとより、江津の市民であれば、寂寞な思いを抱かざるを得ないと感じます。

これまでの三江線への思いを胸に、将来にわたって持続可能かつ、利便性の高い地域公共交通の構築が図られるよう鋭意努力してまいります。

(3.企業立地について)

次に、企業立地についてですが、8月31日に日本光研工業株式会社と島根県・江津市の3者による、工場等の立地に関する覚書の調印式が執り行われました。

日本光研工業株式会社におかれては、パール顔料及び機能性粉体製造の強化を行う為、江津地域拠点工業団地に新工場を建設し、自動車外装塗料並びにプラスチック用のパール顔料の製造を行う工場を新設するものです。

この会社は、昭和31年11月に、国内初の合成真珠顔料の専門メーカーとして設立され、以来半世紀にわたって、優れた製品を関連各業界に提供されています。

その製品は、工業用、化粧品用途等に幅広く使用されており、とりわけ自動車外装塗料は、国内外の大手自動車メーカー各社から、その品質が高く評価され、まさにこの分野におけるオンリーワン企業です。

今後とも、こうした高度な技術力を持った企業が、江津市内に集積することにより、本市の経済の活性化、あるいは雇用の場の拡大に大きく貢献することを願っています。

また現在、交渉中の案件を複数抱えており、引き続き、1件でも多く、本市に立地していただけるよう努めるとともに、山陰有数の工都江津と呼ばれた往時の姿が取り戻せるよう努めてまいります。

以上、私の所信の一端を述べさせていただきました。

(備考)

アクセシビリティ向上のため、原文の表現を「勘案」から「検討」に、「寄与」から「貢献」に、「来庁」から「来訪」に変更して掲載しています。