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H29江津中学校 学校だより2月号

掲載日:2018年1月30日更新
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「基礎・基本の大切さ」 (平成30年1月29日)

 早いものであと数日で2月に入ります。3年生は、3月11日の卒業証書授与式まで残すところ29日の登校、他の学年も37日の登校で3学期を終えます。 前号にも書きましたが、学校において3学期は年度のまとめであると同時に次年度の準備の学期でもあります。前号において、生徒の皆さん対象に「あらためて『もう一人の自分』」という観点で振り返りが必要と書きましたが、我々、江中の教職員にとっても同様です。今年度の反省と課題を確認し、それに基づいて来たる4月からの教育計画を作成する非常に大切な学期です。これより先この取組に入りますが、全教職員で共通理解を図り新年度に備えていく所存です。
 さて、「基礎・基本の大切さ」と学校現場でよく使われている言葉があります。学業だけでなく文化、スポーツなど色々な分野で頻繁に使われている言葉ですが、本号はこのことの大切さに通ずる「守・破・離」という言葉について書きます。
「 守・破・離」
 この言葉は修業の段階を表す教えとして、約600年前に能の世阿弥が「花伝書」の中で表した芸能論です。今では武道をはじめ、茶道、華道、書道などの芸事やひいては人の生き方の指針など種々の分野で広く用いられているようです。
まず「守」についてですが、文字通り「まもる」という意味で、芸事をはじめた初期は、師の教えの型を一から十までひたすら忠実に真似をし体現できるようにすることとされています。「破」は「やぶる」という意味で、型にはまった芸を破っていく努力をすることであり、試行錯誤の末に自分自身の「新たな型」を確立していく時期ということです。
そして、「離」とは「はなれる」という意味で、「守」からも「破」からも離れて、形にこだわらない、形にとらわれない、いわゆる「達人」の境地に入ることと解されます。 以前、この「江中」に「形は心をつくる」という考え方を紹介し、私自身も同調すると書きました。その時は「心」を耕すための「形」として取り上げましたが、武道や芸事にもこのことがよく引用されます。「守」という「形」の段階を重ねることによって心が陶冶され、自身の心をより深く省みることが出来るようになるのではと思います。そして、そのような心がつくられてはじめて「破」の段階の克服が可能になると思うのです。武道一般、芸事一般、この心の在り方が充実しなければ、真の技の習得、すなわち「離」への到達は不可能ということでしょう。
  さて、話が大きくなりすぎましたが、「基礎・基本の大切さ」はまさにここにあると考えます。平成32年度から小学校から随時完全実施となります新学習指導要領において「主体的・対話的で深い学び」がキーワードとして挙げられています。なるほど「深い学び」の重要性に異論はありません。「深い学び」は先に述べた「破」に通ずるものです。それだからこそ「守」である「基礎・基本」の積み重ねがその土台として大切であり、その充実がより深い「深い学び」を可能にする有効な手段と考えます。
私は先生方に、まずは「基礎・基本の理解、習得」を学業に限らず学校生活の様々な分野においてお願いしています。そのことが江中生徒が「深い学び」に達する近道と信じているからです。

                                                             校長 山藤 俊治

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学校だより2月号 [PDFファイル:320KB]

 

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