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江津中学校 学校だより2月号

掲載日:2017年2月16日更新
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親の背 教員の背 (平成29年2月22日 竹島の日)

 寒さの中にも、僅かではありますが春の気配が感じられる頃となりました。保護者や地域の皆さま方にはご健勝にお過ごしのことと拝察致します。今号は「親の背 教員の背」と題して書きます。

  私は、本校の先生方に「学校の子どもたちの姿は、先生方の姿そのものである。年度初めから一年経った子どもたちの姿に自己を省みよ。」と話しています。義務教育段階の子どもたちは、一年間に教員から非常に大きい影響を受けます。しかし、それ以上に大きい影響を与えるのが親です。よく、「親の背を見て子どもは育つ」と言われますが、特に人格形成の基盤を培う幼少期から義務教育段階までの子どもに親が与える影響は絶大なものがあります。親というものは、よかれと思えば必死になって、それこそどんな犠牲を払ってでも我が子に尽くすものです。いわゆる無償の愛です。しかしながら、絶大であるからこそ注意しなければならないことがあります。それが先に書きました「親の背」です。親の生き方、価値観が問われているのです。ここのところでボタンのかけ間違いがおこると、絶大であるがゆえに子どもの健全育成にかえって高い壁を作ることになってしまいます。よく、「親になることはさておいて、親であることは難しい」と言われます。また、かの吉田松陰も「みだりに人の師となるべからず」と説いています。しかしながら、親は子どもが産まれたときから否応なしに我が子の師となりますし、いくら難しいと言われても「親である」ことに挑戦し続けなければなりません。ほとんどの人々が通ってきた道、通っていく道なのです。そんな「親の背」ですが、私自身どんな「親の背」が望ましいかと問われると答えに窮します。究極を言えば、「お天道様が見ている」と題してこの便りに書いた「高潔さ」ということになると思いますが、なかなかそうもいきません。(この便りがお手元になければ本校のホームページに載せてあります。)それではどうかと考える時、「親である」ことに挑戦し続ける姿勢を失わないこと、その後ろ姿を子どもはしっかりと見ているのでは、と思うのです。はじめから完成された親など存在しません。子どもと一緒に親も成長します。(教員も同様です)。「親である」ことに挑戦し続けるということは、私が繰り返し子どもたちに投げかけている言葉、「もう一人の自分」をしっかり確立しようとしている親かどうかにかかっているのではないかとも考えています。

 さて、私は「教育は人格と人格の相互作用」という言葉をよく引用します。「子どもへの指導方法にマニュアルはあるけれども、子どもを真に陶冶するのはマニュアルではなく教員の人格である。」とも話しています。いわゆる「教員の背」を言っているつもりです。子どもたちにごまかしは通用しないぞ、子どもたちは我々の本当の姿をしっかりと見通しているぞ、ということなのです。我々教職員には、学校教育に関わる種々の研修を受講することが義務づけられています。そして、キャリアステージに応じて体系化されたそれらを通してより高い資質の向上に努めなければなりません。なるほど、このことについては全く異論はありませんが、我々にとって最も大切なのは、これら種々の研修を有用にする基盤としての「教員の背」であると私は確信していますし、「親の背」と本質的に同一なものとも思っています。言い換えれば、人として、そして教員としてのよりよい生き方へ向けての研鑽だと思うのです。

 本校の教職員は、個々この「真の教員の背」に向けて努力する所存であります。保護者の皆さま方におかれましても「真の親の背」について考えていただけたらと存じます。
今号は、私自身の子育て、私自身がどのような親であったかの反省もせずに書いてしまいました。失礼をお許しください。

校長 山藤俊治

PDFファイルも添付しています

平成28年2月号 [PDFファイル:291KB]

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