市長の部屋
■ 乱世にあってリーダーとは
今年の夏は猛暑日の連続で、皆さんも、少々バテ気味となっておられるのではないでしょうか。
こうした中、私自身、このたびの市長選挙で無投票当選となり、去る7月16日から4期目のスタートとなり、「元気・勇気・感動・ごうつ〜江の川が育むイキイキ協働体」を目指し、合併総仕上げに向け全力で取り組んでいます。
一方、我が国の経済・雇用情勢は、急激な円高と株安に併せ、国内消費の伸び悩み等により一層デフレ化が顕著となり、危機的な状況となってきており、特に本市をはじめ地方にとっては、失業者の増大や求人率の低下等、大きなダメージを受けています。
政府日銀では去る8月30日、雇用充実などを狙った経済対策の基本方針決定と、金融緩和策決定を発表したところですが、市場の反応は、円高、株安がより一層進むといった大変厳しいものです。今一度、抜本的な政策を打ち出す必要に迫られています。
こういった危機的経済情勢の中にありながら、民主党においては代表選に突入したところです。選挙期間は2週間と聞いていますが、この間の政治空白が、今後、我が国にとって取り返しのつかない最悪なことにならないよう願うばかりです。
ところで、歌舞伎の中で、漁のため舟を漕いでいる兄弟に、空から、それぞれ善玉、悪玉がとりつき、男女の色模様を、あらゆる仕草で表現する「三社(さんじゃ)祭(まつり)」という演目があります。
民主党代表選には、菅さん、小沢さんが立候補しました。どちらが善玉で、悪玉とは申しませんが、この善玉・悪玉双方が民主党国会議員にとりつき、男女の色模様ならぬ権力争いといった「三社祭」を無理やり見せられているように思います。
折しも、歌舞伎の中で、この「三社祭」が生まれたのが安政2年(1855年)であり、安政の大獄の乱世の時代です。民主党による政権交代となって1年が経過した今日、我が国は、政治・経済・外交・防衛・教育・社会福祉など、いずれを見ても危機であり、言うならば乱世の時代といっても過言ではありません。
「乱世にあって、リーダーの人の善さは、罪悪以外のなにものでもない。」と、かの著名な司馬遼太郎さんが申されています。
菅さん、小沢さんの人の善さを判断する材料を私は持ち合わせておりませんが・・・。
今の我が国の危機を乗り越えるリーダーは、坂本龍馬か西郷隆盛か高杉晋作か、それとも多くの人材を育てた吉田松陰でしょうか。これらの人達はお国のためという大義の志を果たすため活躍し、いずれも 命を落としています。どなたかが言われた大義とは大きく違います。
「鶏小屋の中で喧嘩をしちゅー場合ではないぜよ!」と、龍馬が居たなら言ったでしょうか?
乱世といわれる今、国民のため、命をかけて戦う真のリーダーが待ち望まれてなりません。
